山で過ごす時間

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2023/8/26-8/27 扇沢から後立山連峰の南部を歩く(1日目:扇沢~種池山荘~針ノ木峠)

お盆の縦走の続き・・・種池山荘から烏帽子までを歩こうと思って計画をしたルートです。

 

扇沢~種池山荘~針ノ木峠扇沢の周回ルート

「針ノ木サーキット」と呼ばれているようで、爺ヶ岳鹿島槍ヶ岳方面と比較すると歩いている登山者は少ないものの、天気がいい日は、剱岳立山黒部ダム湖を眺めながらの稜線歩きが楽しめます。
種池山荘方面からくると、種池山荘~岩小屋沢岳や新越山荘のお花畑を楽しみつつ、徐々に迫りくるスバリ岳・針ノ木岳の存在感を楽しめます。

 

針ノ木峠蓮華岳~船窪小屋~烏帽子小屋のルート

樹林帯のアップダウンが続く、体力を要する道となっています。
蓮華岳からの大下り(500mダウン)は、ザレ場・クサリ場などが続くところもあり、また木が伸び放題で、早朝は朝露が・・・。
そこからは、北葛岳・七倉岳・船窪第一ピーク、第二ピーク、不動岳、南沢岳と200m~400mぐらいのアップダウンが連続します。
なかなか大変なのですが、クラシカルな登山道という感じが個人的には好きです。

(長野県の夏山常駐パトロールの方から、小屋の人が忙しい状況で、なかなか整備できていない箇所もあるので十分気を付けていくようにと言われました。特に蓮華の大下りのクサリは注意してほしいとのことでした。)

 

利用したテント場

  • 針ノ木峠小屋(1,000円/張)
  • 水は小屋で販売しています(200円/L)
  • トイレはテント場近くの槍見トイレか、100円/回の小屋内のバイオトイレを利用
  • ペグ刺さります。また短時間の雷雨がありましたが比較的水はけ良さそうです。

 

1日目は、扇沢から柏原新道を経て、まずは種池山荘まで上がり、そこから「針ノ木サーキット」の縦走路にて針ノ木峠のテント場を目指します。
時間があり、天候が許すようであれば、蓮華岳のコマクサ観察にも行こうかな。。と。

 

扇沢~柏原新道~種池山荘~岩小屋沢岳

今回のは夜行バスは、無事に予定時間より少し早めに到着。4時半に柏原新道の登山口を出発です。
お盆休みに来たときは、連休初日ということもあってか多くの登山者とのすれ違いがありましたが、今回は20人ぐらいで落ち着いていました。
午後から雨が降りそうな天気予報なので、午前中になるべく稜線を進んでおきたいと考えつつ、朝の稜線を眺めながら歩みを進めていきます。

朝焼けの針ノ木岳・スバリ岳

 

柏原新道は、ケルン、石畳や石ベンチ、ガレ沢の通過、富士見坂などいろいろ目印があって気分を切り替えながら登ることができて、何回来ても楽しい気分で歩くことができています。

 

タイヤが出てきたら、もうひと頑張りの登りで種池山荘。
荷物を降ろして、少し休憩してから岩小屋沢岳に進みます。すっかりガスの中。。

種池山荘

種池山荘から岩小屋沢岳方面に進むとすぐに小さな「種池」があります。
さらに登山道を進むとロープで区画整理されているテント場に出て、テントの広場を左手に岩小屋沢岳への道へと進みます。
鹿島槍側の樹林帯と扇沢側の尾根道を行ったり来たりしつつ、比較的緩やかに登っていきます。

雲の向こうの岩小屋沢岳

 

晴れ間が出てきて、扇沢側の尾根道にて、日差しを浴びる秋の高山植物たちを楽しみました。夏場のお花畑も見てみたいものです!

チングルマ

紅葉が進んできています。

コゴメグサの群落、随所で見かけました

リンドウ

アキノキリンソウ

ハクサンフウロ

岩小屋沢岳までは少し距離はありますが、急な登りはないので歩きやすいです。
歩いているうちに鹿島槍ヶ岳爺ヶ岳方面、立山劔岳方面の景色が。

鹿島槍爺ヶ岳方面を振り返る

立山劔岳

済んだ空の岩小屋沢岳に到着。右奥に怪しい積乱雲が出てますね・・・。

岩小屋沢岳

この日、一番天気が良かった場所です。

白馬まで続く稜線

 

岩小屋沢岳~新越山荘~鳴沢岳~赤沢岳

扇沢から徐々に雲が沸き上がってきているようです。まだまだ先が長いので進みます。

針ノ木岳方面

岩小屋沢岳からハイマツの尾根道を進んでいくと、鞍部に新越山荘が見えてきます。

新越山荘が見えた

小屋前のテーブルで小休止とします。こじんまりしていて、いい雰囲気です。
ここでペットボトルの水を購入。

新越山荘

新越山荘の次は鳴沢岳、赤沢岳が続きます。
コースタイム1時間ごとにピーク越えという行程で、ちょうどいい感じです。

鳴沢岳

だいぶ雲が出てきました、鳴沢岳

鳴沢岳

新越山荘側から赤沢岳へは、反対側の針ノ木方面のようなザレ場はなく、歩きやすい道が続きます。大きめの岩ごろごろ地帯もありました。

赤沢岳へ

黙々と歩いて赤沢岳。立山・劔のほうは晴れてそうです。

赤沢岳

 

赤沢岳~スバリ岳~針ノ木岳針ノ木峠

赤沢岳の下りは、下り出しはハイマツ帯なのですが、少し進むとザレ場の通過があり少し注意が必要です。

赤沢岳山頂を振り返る

ガスがかかって少しわかりにくいですが・・・。落石注意です。

ザレ場

歩いている稜線は雲がかかっているものの、立山方面はいいお天気が続いていたようで、針ノ木岳に近づくにつれ、五色ヶ原まで見渡せるようになりました。

五色ヶ原

赤沢岳からスバリ岳への登り返しに入ります。
ガスの中から突然スバリ岳が姿を現しました。赤沢岳までは緑の穏やかな稜線歩きという感じでしたが、ここからは岩山っぽくなります。

スバリ岳

スバリ岳からの下りの方々、何組かとすれ違い。
「がんばってください」と言われ、ふと振り返るとこの景色。。確かに登りの人は応援したくなりますね。

スバリ岳の登りを振り返る

ジグザグ登って行って、スバリ岳の山頂へ。
ここまで来るとターコイズブルー黒部ダム湖が綺麗!
景色が良かったので、ここでも休憩。

スバリ岳

赤牛岳・薬師岳

ここからまた下って、登り返して、針ノ木岳です。
稜線はすっかりガスに包まれていました。。

針ノ木岳方面へ

景色がなくなり、ウメバチソウの群落を眺めて気分転換。

ウメバチソウの群落

スバリ岳と針ノ木岳は砂礫の山という印象です。
丸太で整備された登山道を追いかけていき、ガスの中の針ノ木岳に到着。
さすがに針ノ木岳からは登山者が増えてきました。

針ノ木岳の山頂へ

落石に注意しながら、針ノ木峠へと下っていきます。
途中、テントサイトが何回か出てきました。小屋近くのテント場以外も、入りきらなかったときは使える場所があるようです。

お昼前に無事に小屋に到着し、テントの受付をして、まずはテントを設営。
ジュースを飲みながら、いろいろ整理してから、蓮華岳に向かうこととします。

 

 

針ノ木峠蓮華岳

それでは、歩いてきた針ノ木岳の向かいの蓮華岳にお散歩に行きます。
樹林帯を登っていくと、広い尾根の稜線に出ます。

まずは蓮華岳手前のピークへ

細かい砂礫の広がるところには、コマクサがまだ残っていました!
あたり一面にコマクサの葉っぱがあったので、やはりもう少し早い夏の時期に改めて来てみたくなりました。

コマクサ


イワギキョウ、トウヤクリンドウ、赤くなったイワベンケイも素敵でした!

産毛がないので、おそらくイワギキョウ

トウヤクリンドウ

写真には写っていませんが、お昼すぎの時間帯で、針ノ木峠から散策にこられている方も結構いました。
「晴れてよかったね!」と嬉しそうにおっしゃっていた、コマクサを楽しんでいた団体さんが印象的でした。

蓮華岳山頂へと続く広い尾根

 

山頂には小さな祠があります。

蓮華岳山頂の神社

蓮華岳

何も見えない山頂で雷鳥でも出てこないかなぁ・・・なんて思いつつお昼ご飯を食べて、ゆっくりしてから針ノ木小屋に戻りました。
天気がもってよかったです。

針ノ木小屋にて

テント場もdocomoの電波は入っていましたが、小屋前のほうが安定している感じだったので、歩いてきた種池山荘方面や針ノ木の谷を眺めながら過ごしていましたが、ちょうど長野県の夏期常駐パトロールの方が、扇沢からの小屋泊の方の様子を見たり、無線の通信をされていたのですが、普段は烏帽子小屋に常駐しているとのことで、明日のルートの整備状況や注意点について丁寧にアドバイスを頂きました。

アドバイス以外にも、雷鳥モノマネを習得した隊員さんのお話や、強靭なネパール人小屋番さんのお話、雷鳥が鳴くタイミングの話など、面白いお話をたくさん伺わせて頂きました。
有事の際は大変なお仕事と思いますが、気さくで知識が盛り沢山な隊長さんとお話が出来て、とっても有意義な小屋時間を過ごすことができました!

針ノ木小屋(蓮華岳からの下り)

 

夕方前の雲間の時間。

蓮華の大下り

翌日歩くギザギザ尾根

 

夜は断続的な雷雨でした・・・。
テントから何度も雷光のフラッシュを見ていると、少し経って大きな雷音。ザーザー降りの雨。。

これで少しは後立山連峰の水不足解消につながるかな、と思いつつも、夜中まで雷雨が続き翌日の行程調整や判断ポイントをどこにするか頭を使った夜を過ごしました。

 

2日目の記録へ。。。

 

s3214.hatenablog.com