山で過ごす時間

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2023/7/15~7/18 夏の南アルプスの旅 1日目:塩見岳へ

7月の連休は、蝙蝠尾根を歩きたい&三伏峠を起点に周回したいと思い、南アルプスの南部に行ってきました。

テント泊の大きなザックの方がほとんどでしたが、南アルプスの山小屋時間を満喫したいと考えていたため、小屋泊での縦走となっています。

 

目次

 

登山口までのアクセス

  • 入山(鳥倉ゲート)

東京(竹橋)発の夜行バス 毎日あるぺん号を利用しました。

途中、伊那大島駅でバス・タクシーに乗り換え、5時前にゲート到着となりました。

(駐車がすさまじく、タクシー会社さんがかなり困っていました。。。)

ゲートから徒歩1時間弱の車道歩きで、鳥倉登山口となります。

トイレはゲート・登山口ともにありました。

 

  • 下山(鳥倉登山口)

鳥倉登山口から伊那大島駅・松川インターへのバスを利用しました。

途中の駐車場まで利用される方や、松川インターまで行って、そこから高速バスを利用される方が多いようです。

1日2本のみ、今年は7/15~8/27の期間運行しているようです。

南アルプス登山バス 鳥倉線 – 伊那バス株式会社 (ibgr.jp)

 

行程

1日目:鳥倉ゲート~鳥倉登山口~三伏峠~塩見小屋【泊】(行けそうだったら塩見岳

2日目:塩見小屋~塩見岳(明るくなるまで待機)~蝙蝠岳~徳右衛門岳の下の水場~二軒小屋~(徒歩)~椹島ロッジ【泊】

3日目:椹島ロッジ~赤石小屋~赤石岳~荒川小屋~中岳避難小屋【泊】(行けそうだったら悪沢岳

4日目:中岳避難小屋~高山裏避難小屋~小河内岳~三伏峠~鳥倉登山口

 

 

ここからは1日目の記録です。

※雨のスタートのため、塩見小屋まで写真無し。。

 

鳥倉ゲート~鳥倉登山口~三伏峠

小雨の中、鳥倉ゲートで身支度を整えて車道歩き開始となりました。

連休で登山者が多く賑やかでした。

道路は一本道なので、特に迷うようなところはなさそうです。もくもくと登山口を目指します。

 

登山口からは長い工程ということもあり、最初からストックを出して歩くこととしました。

豊口山間のコルの先のコルで、雨脚が強まってきたためレインウェアに着替えました。

雨の日の登山はあまり得意ではないのですが、雨の南アルプスの樹林帯を歩いていると「南アルプスらしい感じがするなぁ・・・」という、不思議と落ち着いた気持ちになってきました。

 

鳥倉登山口から三伏峠までは、10段階の目印看板があり、(記憶がたしかなら)6と7の間に水場があります。

冷たい水でリフレッシュして、塩川ルートとの合流点から少し登って三伏峠に到着です。(そういえば、この時点では、まだ塩見岳が見えていたなぁ・・・。)

 

三伏峠小屋で少し休憩して、朝からテント設置している方々が多いなぁ(ハイシーズンは場所取りが大変そうだ)と思いながら、塩見岳方面に進みます。

 

三伏峠~塩見小屋

ここからは、以前歩いたことがあるルートでした。

三伏峠から、少し登ってまずは三伏山。小雨で何も見えない中ですが、小屋のすぐ近くの展望台という感じで、天気のいい日はここでご飯食べたら気持ちがよさそうです。

最終日に時間があったらよってみようかな・・・と思いつつ、初日は通過。。。

 

次の本谷山で塩見小屋から降りてきた方々が休憩していたので、情報交換。

「朝は塩見岳見えてたんだけどね~」「昨日もこんな感じだったよ」ということで、2日間同じような天気が続いているようです。

 

塩見小屋まで40分の看板があるあたりから、少し急な登りが出てきます。

ちょうどこの辺りで降りてきた単独の女性の方とお話したところ、蝙蝠に行く予定だったが天候が思わしくなく降りてきたとのことでした(この日、山頂で風速20mという厳しい予報でした)。

私も蝙蝠を目指すのはこれで2回目で、前回は悪天候で見送ったことを思い出しつつ・・・お互いの蝙蝠尾根への意欲を語り合い(笑)、それぞれの道へと進みました。

 

雨でカメラが出せず、写真を撮ることもなく、たんたんと登って午前中に塩見小屋着。

塩見小屋

早く着いてしまったのですが、小屋で受付していただくことができたので、しばし小屋で荷物を整理したり、濡れた装備を干したりして過ごしました。

飲み物の種類が豊富で見ているだけでも楽しいです

ドリップコーヒー美味しかった

 

塩見岳

雨は止み、ガスと強風が続いていましたが、時間があるので塩見岳に行ってみることにします。

塩見小屋から上は、まずはハイマツ帯歩き

天気は少し微妙でしたが、寒い中歩いている人は意外といました。

 

登っていくとクサリ場が続きます。高度を上げて尾根に乗ったところからは強風が直撃し、夏とは思えない寒さでした。

西峰の山頂にはかわいらしい石がありました。

 

西峰から東峰に向かいます。

写真の棒の左手側の岩場がちょうど風よけになっていたので、そこに隠れてお昼に持ってきたおにぎりをいただく。。。

(この風よけスペース発見が、翌日役に立つ!)

塩見岳

強風で体が冷えすぎるといけないので、すぐ塩見小屋に戻りました。

 

小屋に戻って、再び本を読んだり、外の様子を見にいったり・・・。

青空が出て、塩見岳見えないかなぁと思いながら、小屋前を散歩していたところ、運よく塩見岳が!

雲間の塩見岳

写真を撮っていたら、翌日に農鳥小屋に向かうという女性2人組さんとお話させていただくことができました。

なんだかこの写真(景色)を見ると、塩見岳までは一山登って、降りて、また登り返し・・・という感じに見えます。

「塩見って一回登って、かなり下って登り返し!?」「あれ、さっき行ったときはそんな感じではなかったんですよね・・・」みたいなお話をしたり。

同じ毎日あるぺん号で来ていたそうで、とっても気さくな方々で、山談義を楽しませていただきました。感謝です。農鳥を楽しんでいますように。

 

塩見小屋の食事

食事は1回11人が定員のようで、この日は3回戦となっていました。

私は1回戦目で16:50から。

おかずの種類が充実していてなかなかよかったです。ごはんとスープはお代わりOKでした。

翌日の朝食はお弁当を頼んでいたので、夕食のタイミングでいただきました。

(写真はないですが、お稲荷さん・唐揚げ・卵焼き・漬物でした。)

 

塩見小屋は明るくて居心地が良くて、また来たいなぁと思いました。

Docomo 4Gの電波が場所によって入ります。

・宿泊者は天水(沢水含む)を無料で利用できますが、要煮沸とのことでした。

 ペットボトルの水を販売していて、縦走者はペットボトルを小屋で回収、そうでない場合は持ち帰りとのことでした。

・2段になっている就寝スペースは、簡易的な仕切りとカーテンが付いています。

 通路向かいにザックなど荷物を置くスペースがあり、使いやすかったです。

・濡れたものは乾燥スペースにハンガーでかけておきました。ストーブはありましたが、この日はついてなかったみたいです。

・携帯トイレスペースがきれいで安心。

 

消灯は20時。明日の天候回復を祈りつつ就寝としました。

憧れの蝙蝠尾根、できれば景色を見ながら歩きたい。。。

 

2日目の記録へ。。。

 

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