南アルプス縦走2日目の記録です。1日目の記録はこちら。
光小屋~易老岳~希望峰~茶臼岳
3:15起床、1時間ほどで朝ごはんと準備したらヘッデンつけて出発です。
目標は百間洞山の家とします。
光小屋の引き戸を開けたら、いきなりガッスガスでしたが、小屋周辺がガスっていたようで、歩いていくうちに展望が。
戻って来た茶臼岳より、行き先の聖岳方面を。
茶臼岳~上河内岳~南岳~聖平(分岐)
茶臼岳を下り、今日は聖岳方面に進みます。
天気がいいと、左手側に恵那山、中央アルプス、御嶽山を眺めながら歩くことができます。
草原の向こうに上河内岳
ここから上河内の肩まで250mほど登り。
上河内の方にザックをデポして、上河内岳へ足を延ばしてみます。
肩からはジグザグ道になります。
だいぶ雲が出てきてしまいましたが…上河内岳山頂です。
真ん中が聖岳、左が兎岳、右にちょっと見えているのが赤石岳のようです。
富士山も雲の合間にちらほら見えてはいました。
上河内岳から少し下って南岳です
だいぶ紅葉が進んできていました
東側のトラバース道には、まだなんとかマツムシソウが咲いていました
南岳からは標高差500mの下りです。
樹林帯に入り、これでもか〜という感じで下っていきます。
この後、聖平から聖岳への700m登り返しです。
大変ですが、「そういう地形だからね。」ですね。
今回は体力をつけてからの山行だったので大丈夫でしたが、普通に疲れてヘロヘロモードになっていたら、迷わず聖平で1泊してリフレッシュしてから聖岳アタックにします(^^;)
聖平小屋(分岐)~小聖岳~聖岳
聖平でお昼ご飯とコーヒー休憩をとってから、聖岳アタックに向かいます。
薊畑はリンドウの花が咲いていてきれいでした。
樹林帯の道を登っていき岩稜帯に出ると小聖岳です。
どんどん雲が出てきてしまいましたが、小聖ではなんどか聖岳山頂を眺めることができました。
小聖岳からしばらくは比較的フラットなやせ尾根をしばらく歩きます。
ガレ場斜面のジグザグ道に取り付く手前の水場は、一応水はでてました。
足元が結構不安定なガレ斜面だったので近寄らず…。
聖岳では2~3名の山頂ピストンの方とすれ違いました。荷物が小さかったので聖平泊かな?
どんどんガスがでて最後は景色がなくなり・・・
はい、真っ白!
聖岳~兎岳~小兎岳~中盛丸山
聖岳からは聖兎コルまでまた一気に400m程の下りです。
とにかく、登っては下り、登っては下り…が続きます。
北側斜面に入ると、聖岳はウラシマツツジなどの赤い紅葉がきれいでした!
向かいの雲がかかってる山が、次のピークの兎岳です。
聖岳の先、聖兎コルへの下り・兎岳・小兎岳・中盛丸山と度々続く標高差150mアップダウンがかなり堪えます(><)
聖兎コルの手前で、大きなザックの単独男性方がいらっしゃったのでルートを聞いてみたところ、甲斐駒から縦走してきたとのこと!
ちょうど逆コースですね。
「この辺りが一番紅葉がキレイです!」と聞いて、ガスってやだなーと思い始めていたものの、一気にモチベーション回復(笑)
水場の状態など情報交換できて助かりましたm(_ _)m
無事に縦走完結されていますように。。
聖兎コル付近はナナカマドの紅葉が始まり、オレンジ色がきれいでした♪
聖兎コルから兎岳への登りに入ると、ちょっとした岩場みたいな場所(三点支持で歩く場所)もあります。
何段階かの登り返しを越えていくと、兎岳避難小屋の道標広場に出て、そこから兎岳へはもうひと登りとなります。
兎岳山頂は風が吹き抜けて寒かったので、山頂直下の風が弱いところで休憩とします。
次の小兎岳はたおやかな山容なので、ちょっと安心。。
なお、小兎岳への途中にある水場分岐は地面の岩に「水→」とオレンジ色のペンキで記載がありました。
水場分岐にはテントがいくつか張れそうなハイマツに囲まれたスペースもあります。
小兎岳の次は、またしっかりとしたピークが待ち構えています。
この日の最後のピーク、中盛丸山です。
直登コースのようにも見えますが、左斜面のゴロゴロ岩帯を登っていき、ピークへと登っていくような道になっています。
山頂までは確かにちょっと急なところもありました。
「よし、これが今日の最後のピークだ!」と頑張って登ることにします。
雨、降ってきそうだし…。
中盛丸山~百間洞分岐~百間洞山の家
中盛丸山から百間洞分岐までは、中盛丸山への登りと比較すると、ほんとに「あっという間」でした。
コルまでいったん下り、ほんの少し上り返すと百間洞山の家への分岐標識に出会います。
そういえば、このあたり一帯はペンキマークもオレンジでした
分岐で一休みしてから、大沢岳には寄らずに百間洞に直行とします。
なお、ここから先は水平道ではなく、アップダウンが地味にあります。
2日目は、まさにアップダウン道中でした。
百間洞近くなってきたところで、ついに雨が降り出す…。
小雨だったので雨具は出さずに済みましたが、小屋についてからは本降りとなりました。
折り畳み傘は持って行っていたので、傘をさして雨のなか水汲みへ。
なお、小屋締め作業のため、小屋番さんはまだいらっしゃいましたが、挨拶だけで特に交流はなしでした。
また、冬季小屋泊は学生さん?5人ぐらいが1階にいました。翌日も朝早いので私は2階へ。。
ラジオと雨風の音を聞きながら就寝となりました。長い一日でした。
Course information:
- 南岳~聖平~聖岳~百間洞山の家までのアップダウンがとにかくきついです。この時期にもなると、歩いている人もかなり少ないです。
- 聖平からの聖岳は、山頂直下のザレ場での落石に注意
- 兎岳への登りは岩場っぽいところもあるので要注意
利用した水場(9/22時点):
- 百間洞山の家・・・小屋すぐに沢があります
立ち寄り・利用した小屋(9/22時点):
- 百間洞山の家(冬季小屋)・・・トイレはありません。小屋に注意書きがあるのでそれを読んで利用となります。
arr. | dep. | brk. | |
- | 4:13 | - | 光小屋 |
5:38 | 5:42 | 0:04 | 易老岳 |
6:42 | 6:42 | - | 希望峰 |
7:11 | 7:15 | 0:04 | 茶臼岳 |
8:26 | 8:30 | 0:04 | 上河内ノ肩 |
8:38 | 8:40 | 0:02 | 上河内岳 |
8:47 | 8:47 | - | 上河内ノ肩 |
9:07 | 9:07 | - | 南岳 |
9:53 | 10:15 | 0:22 | 聖平小屋分岐 |
11:07 | 11:07 | - | 小聖岳 |
11:56 | 12:03 | 0:07 | 聖岳 |
13:30 | 13:38 | 0:08 | 兎岳 |
14:11 | 14:11 | - | 小兎岳 |
14:52 | 14:52 | - | 中盛丸山 |
15:04 | 15:08 | 0:04 | 百間洞分岐 |
15:41 | - | - | 百間洞山の家 |
Total | 11:28 | 0:55 | (hours) |