お仕事free upとなった8月後半から9月にかけて、北アルプスを中心に歩いてきましたが、秋の縦走の締めくくりとして、南アルプスの南北縦走を計画しました。
2014年に赤石岳、2016年に聖平で敗退しており、この秋は過去の敗退コースの再訪がメインとなりました (^^;)
いずれのルートも体力つくりが出来ている状況下で再チャレンジできた事は幸運に思います。
さて、ここからは縦走1日目の記録です。
初日は畑薙第一ダムの先、沼平ゲートから茶臼小屋・茶臼岳を経て光小屋・光岳を目指します。
余裕があれば、大好きなイザルヶ岳にも立ち寄ることにします。
沼平ゲート~茶臼小屋
いつもの竹橋発 毎日あるぺん号にて、まだ少し薄暗い5:10頃にゲート到着
私も含めて4~5人ほど下車
沼平ゲートからしばらくは車道を歩き、畑薙大吊橋を渡った対岸から登山道となります。
このつり橋が高度感抜群で怖いんだ・・・
つり橋の対岸から樹林帯の登りとなります。
標高960mから2,410mの茶臼小屋へ、1,450mの登りです。
山と高原の地図では「急登」と記載あります。急登ではありますが、比較的歩きやすいジグザグ道です。
100mほど登れば急登も落ち着き、トラバース道になり、まずヤレヤレ峠に出ます。
ヤレヤレ峠からは下り基調で進み、河原沿いの道で吊橋をいくつか渡った先、鉄の階段を登り返して…しばしトラバース道を進めば、続いてウソッコ沢小屋に出ます。
ウソッコ沢小屋から横窪沢は、再び鉄梯子やら樹林帯の急登が続きます。
焦ってバテないように、、、ですね。
そして横窪峠から横窪沢小屋へは下り。。
※横窪沢小屋までは日陰で、写真は全部ブレましたので割愛。。(最初の登りが日陰で涼しかったのは、だいぶ助かりました!)
横窪沢小屋は紫のお花畑でした。
沢は小屋向かって左手にあり、トイレ・茶臼小屋への道は向かって右手です。
前に来たとき、思い込みで左手側の沢を登ってしまいました…(´-﹏-`;)
横窪沢小屋からも、まだまだ登りが続きます!
途中の「倒木ベンチ」が横窪沢と茶臼の中間地点のようです。
倒木ベンチからもう一息登れば、冷たい水が湧き出ている水吞場!(枯れていることが多いようです)
樺段で休憩したら、茶臼小屋に向かって少し傾斜がゆるやかになった道を進みます。
空が開けて、広葉樹が出てくると紅葉もちらほら。
茶臼小屋に近づくと・・・工事の人がたくさんいてびっくり!
10月末ぐらいまでは工事みたいです。
小屋はすでに営業終了していましたが、飲み物の販売はOKとのことで、ありがたくCCレモンを購入してリフレッシュ休憩としました。
茶臼小屋~茶臼岳~希望峰~易老岳
茶臼小屋で水を汲んで出発すると・・・自衛隊のヘリが頭上を通過していきました。
後であった方によると、自衛隊の訓練だったようです。
茶臼小屋から稜線に上がると・・・稜線は秋の色!
こちらは茶臼岳です。
北側の上河内岳、聖岳、兎岳。こちらは明日歩く予定の稜線です。
GWに聖~光を歩いた時、ここまでクリアに見えなかったので、改めて南アルプスの峰々の大きさに感激でした!!
稜線とちょっとした庭園のような道を進み、岩ゴロゴロの茶臼岳の山頂に到着
空が青くてうれしい♪
真ん中が向かう先の光岳
茶臼岳からザレ場を下ると木道の続く平原に出ます
茶臼岳から三吉ガレあたりまでは牧歌的な雰囲気♪
希望峰の広場でお昼ご飯を食べ、立ち枯れの木々など楽しみながら易老岳に到着
平日ということもあり、ここまでの登りでお会いした方は、仁田池(岳?)に行ってきたという1名の方のみでした。
熊が出ないことを祈りつつ、クマ鈴ガンガン鳴らして歩きました。
易老岳~(上り返し)~静高平~イザルヶ岳~光小屋
易老岳から中央アルプスの展望台 三吉ガレまで下ると、そこからゆるやかなアップダウンをしばらく歩き300m登り返しの岩ごろごろゾーンに出ます。
時折後ろを振り返り、聖岳を眺めて気分転換しながら登っていくと、やがて静高平に出ます。
静高平の水場は2箇所あり、ここで水が出ている場合は給水してから光小屋に行ったほうが良いです(光小屋から水場まで往復15分)
センジヶ原にはイザルヶ岳への案内板
時間に余裕があるので、ザックをデポしてちょっと寄り道してみます。
イザルヶ岳は左のピークです
庭園のような雰囲気の道を歩いていくのが楽しい
こちらが南アルプス南部の展望台、イザルヶ岳の広ーい山頂です!!
いつかここでのんびりハイキングを楽しんでみたいです。
ここで茶臼小屋からピストンの方にお会いしました。タフだなぁと感心です。
(右から茶臼岳、上河内岳、南岳、聖岳、兎岳、中盛丸山。奥の台地は百間平)
センジヶ原から光小屋はもうすぐ!
このあたりは黄色の紅葉がきれいでした。
光小屋~光岳・光石
光小屋にザックをデポして、必要なものだけ持ったら光岳・光石に向かうこととします。
山頂は展望ないけれど・・・樹林帯の合間や展望台、光石からは展望が楽しめます
こちらは光石
加加森、池口岳・・・いつか行ってみたいです。
小屋への帰り道に、静岡百名山をやっている鶏冠山にピストンしてきたという男性の方とテント泊の女性の方に出会う。
この日の小屋泊は私も含めて5名でした。
皆さんバックグランドも登山の目的も様々で、お話しを楽しませていただきました。
(あの広い光小屋で誰もいなかったらちょっと怖いな…と思いながら行ったので、人がいてホントほっとしました)
2日後の土曜日は雨になるのがわかっていたので、翌日はなるべく歩みを進め、聖は越える予定としました。
兎岳になるか、子兎でテント泊か・・・できれば百間洞まで行きたいところ…。
Course information
- 畑薙大吊橋は何度渡っても怖い人はどうにも怖いです(汗)。下は見ないようにして歩きました。。
- 大吊橋の対岸から樹林帯の登りとなります。ヤレヤレ峠までのトラバースは少し道が崩れいるような箇所もあるので、スリップしないよう慎重に。
- 横窪沢小屋についたら、小屋向かって右に向かうと、茶臼岳への道となります。
- 茶臼岳から三吉平までは、ルートは明瞭ですが度々ぬかるみと倒木はあります。
- イザルヶ岳は広々としていて、富士山と南アルプス南部の山々が見渡せるステキな展望地です!ここは特にオススメ♪
- 光小屋~光岳・光石間も道は明瞭です。光岳の少し先に三角点のある展望台があります。
立ち寄った小屋 (9/21時点、ルート順に記載):
- 横窪沢小屋:冬季トイレ利用
- 茶臼小屋:トイレ(まだ営業期間中のが使えました)、ジュース購入。営業は終了しているため、宿泊の場合は冬季小屋(2階)かテントとなります。工事をしています。
- 光小屋:冬季小屋・トイレ利用。「入口は2階」と記載ありますが、1階の入口も空いてました。
利用した水場 (9/21時点、ルート順に記載):
- ウソッコ沢小屋(登山道途中のと小屋近くの沢)
- 横窪沢小屋(小屋近くの沢)
- 水吞場(山と高原の地図で「枯れている」となっている箇所)
- 茶臼小屋(沢もOKですが、小屋からトイレのほうに歩いていくと給水しやすい場所があります)
- 静高平
※今回GPSログはありません。
arr. | dep. | brk. | |
- | 5:27 | - | 沼平ゲート |
6:20 | 6:20 | - | ヤレヤレ峠 |
7:01 | 7:07 | 0:06 | ウソッコ沢小屋 |
8:06 | 8:17 | 0:11 | 横窪沢小屋 |
9:23 | 9:26 | 0:03 | 樺段 |
9:55 | 10:08 | 0:13 | 茶臼小屋 |
10:36 | 10:41 | 0:05 | 茶臼岳 |
11:05 | 11:19 | 0:14 | 希望峰 |
12:18 | 12:26 | 0:08 | 易老岳 |
13:50 | 13:52 | 0:02 | 静高平 |
14:05 | 14:08 | 0:03 | イザルヶ岳 |
14:24 | 14:28 | 0:04 | 光小屋(ザックデポ) |
14:42 | 14:42 | - | 光岳 |
14:50 | 15:00 | 0:10 | 光石 |
15:12 | - | - | 光小屋 |
Total | 9:45 | 1:21 | (hours) |