夏休みの縦走記録 その2です。
登山を始めて2回目の夏。2013年はコバイケイソウの当たり年となりました!
コバイケイソウは3~4年サイクルで当たり年のようなのですが、「静かな縦走路で”コバイケイソウの海”が見てみたいなぁ」と思い、この縦走コースにしました。
また、五色ヶ原や2012年の北ア縦走では未踏となってしまった薬師岳に行くことも一つの目的でした。
あまり天気が良くなかったため、どことなく、どよーんと暗い写真ばかりでスミマセン・・・な夏山縦走の記録です (T_T)
このルートは、浄土山への登りから三俣蓮華付近までは比較的人が少ないと思われます。
静かな山歩きが好きな方にはオススメです。特に太郎平から北ノ俣岳へのなだらかな尾根歩きは爽快感がありました♪
また、2泊3日で歩いていますが、じわじわとアップダウンが続く要素もあり、なかなか体力を消耗しました。五色ヶ原、薬師峠 or 太郎平、もう1泊の3泊のほうが安心ですね。
1日目 7:15室堂 ~ 8:50鬼岳東面 ~ 9:25獅子岳 ~ 10:40五色ヶ原(ランチ休憩)11:20 ~ 15:35スゴ乗越山荘(小屋泊)
2日目 2:45スゴ乗越 ~ 3:45間山 ~ 5:25北薬師岳 ~ 6:25薬師岳 ~ 8:25太郎平小屋8:45 ~ 10:25北ノ俣岳 ~ 11:15赤木岳(ランチ休憩) ~ 14:25黒部五郎岳 ~ 16:20黒部五郎小舎(テント泊)
3日目 2:30黒部五郎小舎 ~ 4:50三俣蓮華岳 ~ 13:00新穂高
さて、まず1日目のスタートは室堂バスターミナル
竹橋からの毎日あるぺん号で、東京から室堂直通のバスがでています。
運賃はそれなりのお値段ですが、扇沢からいろいろ乗り継ぎの手間がなくなると思えば、十分にリーズナブルな価格だなと思っています。
ガスの向こうにたくさんの登山客。さすが観光地。
室堂から少し石畳の道をあるいたら、浄土山への登りへ。
途中、岩ごろごろのところを両手を使って登っていくようなところもありました。
鬼岳のトラバースは雪切りされていたので、軽アイゼンは使用せず。
ツボ足ストックで通過できました。感謝です。
室堂からは、いたるところでコバイケイソウがいっぱい咲いていました
当たり年はすごいですね!いたるところで一斉に咲くんだもの。
五色ヶ原山荘。後立山連峰を歩いていると、向かいの立山の稜線に続く台地にこの小屋が見えますね。
ハイマツの中にスゴの頭がありますが、特に道標はなかった記憶です。
ちいさくスゴ乗越山荘が見えています。その向こうの山は北薬師あたりだろうか?
計画ではスゴ乗越山荘はテント泊にするつもりでしたが、小屋直前で雨が降り出したため、小屋泊に変更としました。
2日目に備えて、装備を乾かして、布団でゆっくり休むことにします。
2日目、暗いうちにスゴ乗越小屋を出発し、間山まではたんたんと歩けましたが、
間山から北薬師までの間で通り雨に何度も降られ、レインウエアを着たり脱いだりを繰り返す。
何も見えない中、登っても登っても北薬師につかず、ものすごく長く感じました。
ガスの中、ようやくたどり着いた薬師岳。ここからは賑やかでした。
薬師岳から薬師峠のキャンプ場までは、少し登山道が人でつっかえていた箇所もありました。
薬師峠のキャンプ場。
広々としていますがハイシーズンにはテントでいっぱいになるのがすごい。
太郎平小屋を振り返る
北ノ俣岳までが長い。そして人が少ない。。
赤木岳からいったん下って、大休止してから黒部五郎岳への最後のジグザグの登り
前年にカールコースを歩いたときは日の出前だったので、今回は景色を楽しもうと思ってカールコースを歩きましたが・・・結局ガスでなんにも見えず。。
ただ、ガスのなかでもお花畑や水の流れる音など、十分に楽しみながら歩くことができました。
2泊目の黒部五郎小舎。小屋の周りには、見事なコバイケイソウの花畑!!
テント場の周りもコバイケイソウのお花が満開でした。
1日目小屋泊としたため、2泊目はテント泊としました。
3日目、朝から雨・・・雨の中のテント撤収。。
黒部五郎小舎から登っていくと広い場所にでるのですが、この場所がガスで登山道がほぼわからない危険な場所でした。スマホの山と高原の地図で場所を確かめながら歩きました。
濃霧の時は要注意です。
三俣蓮華からは巻き道で双六小屋を目指すことにします。
歩いていくうちに雨がどんどん本降りになり、登山道が川になりつつありました。
登山靴とレインウエアは完璧に浸水
寒いので、楽しみにしていた鏡平のかき氷も食べることができず。
「早く温泉に入りたい!」という思いで、一目散に新穂高に向かいました
寒いので、わさび平でぷかぷか浮かぶスイカをみても「あー」と思ったぐらいで、心惹かれず。。。
この縦走では、コバイケイソウをはじめ、高山植物や雷鳥さんなど足元の光景を楽しみながらあるきましたが、ガスや雨のため、どこまで歩いても景色はほぼゼロでした。
また青空の元、今度は周りの山々や空を見ながら歩いてみたいな。と思っています。
今年はコバイケイソウの花は咲くのかなぁ。。
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