高気圧ど真ん中で好天が予測された週末、冬の富士山に行って来ました。
冬は御殿場口から登られる方が多いようですが、我々は水ヶ塚からです。
滑落事故の多い冬富士。八合目より先がアイスバーンになっていたら即撤退です。
冷静にNo Go/Go判断ができること、また進むにしても安全なルートどりが鍵になると思いました。
なお数年前にも冬に同じコースには来ていますが、そのときは日帰り装備だったもののすっかりバテてしまい、元祖七合目で敗退しています。
今回はそのリベンジでもありました。テント1泊、安全第一で山頂を目指します。
まずは水ヶ塚より朝の富士山
寒いですがカメラ撮影の方もいらっしゃいました
樹林帯の雪はほぼなし。チェーンスパイクをつけるほどでもなかったです。
御殿庭の先、四合目から宝永火口と富士山山頂方面
新六合目の小屋で一息
テントが1張りあり、翌日ここからアタックもありでは?と思いましたが、明日のアプローチは短くしたいとのことでまだまだ登るとリーダーが言う。。登るのかぁ。
元祖七合目付近から振り返る
八合目まではロープが出ていて夏道どおりです
八合目にて
正面の診療所が開放されていますので、今夜はここに泊まります
ただ開放スペースは狭いのでつめて3人が限界です
八合目の鳥居
小屋から夕焼けを見て、早めの就寝
小屋内は隙間風もなく、風の音も静かで快適でした
翌朝、九合目でご来光
美しい…
適度にクラストしていて歩きやすかったです
八合目からはアンザイレン
空のグラデーションが美しい
写真とる余裕なく、山頂へ
九合五尺からはただの雪の斜面でした
夏道は一枚バーンで危ないため、岩場にルートをとり登りました
風もなく穏やかな剣ヶ峰でした!
写真はうまく撮れませんでしたが、南アルプス、八ヶ岳、北アルプスがくっきり。さらには上信越の山々まで見えていました。
こんな絶景なかなかないと、リーダーも喜んでました。
輝く相模湾
下りはブル道で九合五尺まで
岩場に逃げたのは中央のちょっと岩が出ている箇所からです
荷物を回収して八合目から下山
樹林帯が長く、久々の雪山靴で水ぶくれが出来て足が痛くなり、下山は心が折れそうになりました。。
3200mまでテント装備をあげたのは…かなり応えましたし、八合目から先は緊張の連続でしたが、素晴らしい景色を楽しめて良い雪山山行でした。
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