山で過ごす時間

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2017/5/2-5/5 GWは飯豊縦走の旅へ (Day 1 弥平四郎~切合小屋)

 2017年のGWは飯豊連峰へ

昨年秋に歩いた、朳差岳~三国岳コースを逆から歩く計画です

無事に朳差岳までたどり着くことができたらうれしいな・・・と考えながら、登山計画やら準備でGW前半を過ごしました

 

GW前に観光協会に電話して登山口までの残雪・除雪状況を確認しましたが、今年は残雪が多いとのことで、いいでの湯から川入までは除雪しても地元の方以外は通さないようにするかも、、とのことだったので弥平四郎からの入山にしました

 

まずは東京から弥平四郎集落へ、公共交通機関で移動します。

 東京から弥平四郎へのアクセス

  • 東京駅22:20発の夜行バスで会津若松へ(5:20着予定、実際は5時頃につきました)

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  • 会津若松駅からは電車で野沢駅へ(5:28発~6:12着)
  • 野沢駅から弥平四郎集落へは「こゆりちゃん号」というデマンドバス(前日15時までに要電話予約)がありますが、この時間はまだバス便がないようなので、予約していたタクシーで弥平四郎集落に向かいます(6:15頃発~7:00頃着、約9000円)

タクシーは弥平四郎集落のゲート手前で下してもらいました。この先の林道は除雪されていませんでした。

ここからは自分の足で。

 

弥平四郎集落~秡川駐車場(林道歩き)

ここからまずは秡川駐車場まで約4kmの林道歩きです

写真の通りほぼ雪道でした。まだ自転車やバイクで通過できそうな状態ではなかったです。

倒木は特になく、ただひたすらに踏み抜きながら駐車場を目指します。

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途中、右折する箇所で道を間違えたりしながらも、約1時間20分で駐車場に到着

倒木はありませんでしたが、これは除雪終わるまでは車では入れないですね。。

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秡川駐車場~上ノ越~幕岩山

駐車場の奥から登山道に入りますが、一面の雪原で特に目印や残トレースもないため、GPSで地形と位置を確認しながらとりつきを特定しました。

夏道がところどころにでています。

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途中1箇所、写真のような倒木がありましたが、これは左手側から迂回しました

1082mピーク手前は少々傾斜が急です。

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1082mピーク付近の眺望、左のピークは幕岩山、その右は疣岩山かな?

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雪原を抜け再び登りに。

上ノ越のある稜線を上に眺めつつ、徐々に右手側(幕岩山側)にルートをとりながら登ります。

上ノ越直下でトラバース通過みたいになり、アイゼン・ピッケルに変更。

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上ノ越の稜線まで登れば急登はひと段落。。あとちょっと・・・

右手側に1297mピーク

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幕岩山直下の登り手前までは、ほぼ夏道でした

写真はないですがイワウチワがにぎやかに咲いています

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雪道をひと登りすると、広い幕岩山の山頂に出ます

歩き始めて約5時間半で真っ白な飯豊連峰の絶景!

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幕岩山~疣岩山~三国小屋

幕岩山からは、360度の大展望です。

大日岳から飯豊本山、そして三国小屋までの雪稜コースを確認してから出発。

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幕岩山から疣岩山までは、比較的傾斜の緩い尾根となります

疣岩山への登り手前で念のため、再びアイゼンに

白いダケカンバが青空に映えます

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疣岩山からの下りを振り返る

写真ではわかりにくいですが、ここはかなり急傾斜になっているため、アイゼン・ピッケルで通過

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歩いてきた幕岩山からの雪稜を振り返る

遠くの山は・・・わからない

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疣岩山を下り、三国小屋手前までは再びなだらかな雪稜歩きでしたが、三国小屋直下は雪が張り出していて登れず。

左手側(西側)の尾根に迂回し、ひと登りで小屋に出ることができました。

 

ここまでで、14:30。。時間的には切合小屋まで、もう少し進めそう。

 

※ 三国小屋は小屋前は雪がないため、1階から入れます。

 中にトイレがあり、一番奥の1箇所は使用可能です。

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なお、三国岳直下にある剣が峰が、川入からの登山コースの難所となっています。

下の写真は、三国小屋から剣が峰を見た様子(5/2時点)です。

残雪のブロックと草付きからうまくルートをとって登ることになるようです。

 

吾妻連峰から白い雪の峰々が連なっています。

上ノ越の先でお会いした方は、4日かけてここをずっと歩いてきたとのこと。。すごいですね。

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三国小屋~切合小屋(小屋泊)

三国小屋から種蒔山までの間は、雪庇のブロック崩壊に注意しながら進むことになるかな・・・と思っていましたが、今回は運よくほぼ雪稜が繋がっていました。

種蒔山まで基本的に上り基調となっていますが、細かなアップダウンが続きます。

 

※注意※ 下の写真の一番奥が飯豊本山小屋のあるピークとなっていますが、そのすぐ左下のピーク通過が数メートルほどの雪壁となっていて一番の難所でした。

左側からトラバースで標高を少しさげて抜けたほうが歩きやすいかもしれません。

(小屋でいろいろな方にお伺いしましたが、「残雪期に難しい七森」は、「七森」の道標があるところとは違うようです。おそらくこの場所のことかと思います。

テント装備での雪壁通過はかなり厳しかったです。。)

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三国小屋から歩いてきた雪稜を振り返る。

遠くにうかぶ三角形の山は会津磐梯山

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踏み抜き続きを抜け、種蒔山の広い山頂へ

三国小屋からの尾根から一転、滑らか雪原が広がる、幻想的な光景でした

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右下に本日の宿泊地、切合小屋が見えました。

もう少しで重いザックから解放される!

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ちょうど大日杉コースから上ってきた方と切合小屋同時着になりました(写真に小さく写っています)

朝日連峰を眺めながら小屋に向かいます。

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切合小屋からは大日岳、御西岳とつながる稜線を眺めることができます。

ここは翌日歩く予定の尾根です。

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雪を溶かして水を作っていたら気が付いたら日が沈んでいました。。

この小屋は、ほかに大日杉からの3名のみで静かでした。

夜行バスで十分に眠れなかったため、朝まで熟睡できました。

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切合小屋は1階が埋もれているため、2階の窓から入りました。

トイレ棟も雪に埋もれていました。

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明日は、飯豊本山を経て大日岳に上り、御西小屋でテント泊(小屋が埋もれて入れない情報あり)か、梅花皮小屋まで頑張るか・・・雪の状態をみて考えよう。

 

Track record:

* 途中でアイゼンつけ外ししたり写真撮ったりして適宜休んでいます。

arr. dep. brk.  
- 7:04  - 弥平四郎
8:23 8:35 0:12 秡川登山口
9:56 10:01 0:05 1082ピーク
11:13 11:13  - 上ノ越
12:29 12:40 0:11 巻岩山
13:20 13:20  - 疣岩山
14:18 14:31 0:13 三国小屋
16:07 16:07  - 種蒔山
16:26 -  - 切合小屋
  9:22 0:41  (total)

 

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