2020/1/1 ウィルヘルム山山頂アタックの日です
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眠らない湖畔の大晦日
早めの夕ご飯の後、寝ようと試みましたが、、、
アタック前で目が冴えてしまったのも影響していますが、
色々あって眠れませんでした
- 夜の薪割り活動
ガイドさん達、ビニールシートのテントとかで過ごしていたようです
が、寒くて眠れず、ずっと焚き火だったようです
21時すぎまで薪割り音が響いていました。。
- 夜遅くまで話し声
寒くて眠れなかったから?
年明けを待っていたから?
薄いアシの壁の小屋なので、現地の方々の話し声が気になってしまった💦
- 0:00 Happy new year 騒動
日付が変わる頃、いきなりHappy new year! という叫びが(笑)
湖畔の山小屋は少し離れたところにもう1つあり、そっちと呼応するような感じで盛り上がってました
- ベッドがななめ
ベッドというか、土台(マットあり)に3人で寝ましたが、
少し傾いていて、そのためか微妙に入りきらず、物を落としたりなんとも不安定な感じに。。
頭と足を逆にしてみたりして、なんとか安定した場所を探しました。
1時起床、2時出発
目を覚ましたというより、ただシュラフから出た(笑)
カップ麺を食べて出発です
眠れなかったけど、いいお天気!
満天の星空のもと、4,509mの山頂を目指します
涼しい夜の登りは(寝てない割には)快調で、トビアスと一緒に順長に高度を上げていきます
昨日ハイキングで行った2つ目の湖の横から稜線へと繋がる登りの草地を行きます
途中で戦闘機の残骸がある広場で休憩
いつの間にかトビアスの他にもう1名localの方が増えていて、その方が強力なライトで照らして見せてくれました
なお、トビアスも全然寝てないようで、休憩開始の都度、秒で寝落ちしているようで、ホンモノかどうかは分からないけどイビキが聞こえる😅
5分でも寝れば楽になるはずなので、ガイドのトビアスの睡眠時間を確保しながらいこうと心に決めました
稜線歩き
稜線らしきところに出てからしばらくは、まだ真っ暗闇が続きました
トビアスに、自身が住んでいる街が見えると教えてもらいました
中国の開発が入ってるような話でした
Daybreak
飛行機広場から先、カールのような谷の地帯に入ったところで、トビアスが仲間と鳥の鳴き声みたいなコール(雄叫び)を始める
「あれは、仕事仲間の〇〇だよ(名前)」と言ってましたが、よく見えるなぁ。。。
山の中で呼びかけあいながら歩くなんて、原始的だけど生き生きしていて新鮮だなぁなんて楽しみました
谷にこだますのが面白くて(念のため日本人が周囲にいないのを確認して)、トビアスの真似をして私も「ヤッホー」と叫んでみたり
日本の山では恥ずかしくてできないことだと思う。。
このあたりから、localの登山者とのすれ違いが増える
"Good morning and Happy new year!" と挨拶をしながら握手をして歩いていきます
これも日本の山ではない交流だなぁ、と楽しみました
トラバースの道で初日の出
見えているのは2つ目の湖かな?
日の出ぐらいのときに「写真に集中していいよ」とのことでトビアスがザックを持ってくれました
ありがとうトビアス
稜線に出てからもアップダウンが続くこの山は、かなり体力を使います
その後、トビアスは明かに超減速し、localの方々とのお喋りで全然進まなくなった(笑)
私は気ままなトビアスと一緒に歩く時間を楽しみました
写真だと分かりにくいですがlocalの方々があちこちに歩いています
雲海!
トビアスが何枚も写真を撮ってくれました
荷物を持ってくれたトビアス
眠いんだろうな。。。荷物持たせて自分だけ楽してごめんなさい。。。
偽ピークが続く
疲れていたので、偽ピークのたびに「あれは山頂じゃないの〜?山頂はまだ〜〜?」とトビアスに聞かずにはいられない😅
というのも、3ー4個ある偽ピークには大きなポールが立っていたり、建物が立っていたり。。。立派なのです。
ウィルヘルム山でHappy new year!
山頂直下で日本人1番登頂した方に会いました
正直、追いつけるかな。。。と頑張っては見ていたんだけど、、、すごいスピードでライトが遠ざかっていって全然ダメだった😆
日本🇯🇵とパプアニューギニア🇵🇬の国旗をタスキみたいに受け取って、私達も山頂を目指します
山頂直下は苦手な岩場。。
雪が残っていてびっくりしたり、localの方からの撮影リクエストに対応しながら何とか7:20山頂に到着ヾ(*´▽`*)ノ
ツアーの添乗員さんと同タイミングで山頂に着きました
風はほとんどなく、ぽかぽか陽気で気持ちの良いウィルヘルム山でした
深呼吸をして高山病対策をしながら、山頂で写真を撮りつつ、次々やってくるツアーの皆さんの登頂を祝いました😊
何故だか、自分の登頂以上に、他の方の登頂の方が嬉しいです
ガイドのトビアス(手前) は1時間の昼寝タイム
帰り道
山頂で1時間ちょっと過ごしました
普段の山行では、山頂でこんなにのんびり過ごすことは少ないと思います
トビアスも起きたし、山頂が混み合ってきたのでツアーの他の方2名と同タイミングで下山を開始します
さようならウィルヘルム山
素敵な2020年のはじまりをありがとう
ガスが。。午後は雨なんだろうな。
オーストラリア人の遭難慰霊碑
飛行機の残骸は写真を撮り損ねました
正直、下山の方が高山病が厳しく、心臓バクバクで動悸が激しくなり苦しかったです
泥道が続く中、時折一枚岩の上を降りる場所があり、下りへの苦手意識がある私にとっては、登り以上にしんどかったです
ガイドのトビアスがぴょんぴょん降りるのを見習いたい。。けど、急にはマネはできない。。
なんとか13:30頃に湖畔のベースキャンプに帰還
道中眠気もなく、トイレに行きたくなることもなく、あまり食欲も沸かず。。
アドレナリンかな?
なんだか変な調子だったので、戻ってから水分や行動食を意識してとってから仮眠しました。
午後はずっと雨
泥だらけのゲイターを洗ったり、ツアーの方とお話ししたり、仮眠したりして過ごしました
今回はじめてのツアー登山でした
高山病の症状が様々(人それぞれ)であることを目にしました
結構怖いな。。と思う反面、高山病とどう向き合うかが重要なんだなと気付かされました
深呼吸は大事!!
夕ご飯
今日はポテトフライ付き
パプアニューギニアのじゃがいも、ホント美味しいです♪
翌日の下山に備えてパッキングを整理して就寝です
薪割りやhappy new year騒動はない夜でした😜