近所の登山仲間さんたちと、奥穂から西穂の縦走の予定だったのですが、私がとんでもなく体調が悪くなってしまい、せっかく天候に恵まれた2日目だったのに奥穂までとなってしまいました。。。
もはや申し訳ない思いしかなく、なかなか記録をアップする気持ちにもなれず・・・
なのですが、今週末の海の日連休で再チャレンジを。という計画になっているので、ちゃんと整理をしなければと思い、ブログをアップしています。
※6月の梅雨の時期は、人気エリアとはいえ上高地~涸沢~奥穂は非常に人が少なくて静かです。
海の日連休前の涸沢から上はアイゼン・ピッケルが必要になると思います。
(私たちもアイゼン・ピッケル・ヘルメットは持っていきました)
河童橋
白いモヤがかかる幻想的な河童橋
河童橋から小梨平の間は、親子猿がたくさん散策していました
小さな子猿が親猿にしっかりしがみついている姿は、可愛らしくて癒されました(写真うまく撮れず。。)
本谷橋
雨の降ったあとだったからなのか、自分の体調がおかしいからなのか
河童橋からはずっとアマゾンの中を歩いているようなしんどさでした。。
横尾から本谷橋までは、ほぼフラットな道ですが、本谷橋を対岸に渡ったあとは、樹林帯の登り道になります
熱中症気味になったのか、少し歩くだけでも息が上がり、全く進めず。
汗も止まらず、最後尾をトボトボ歩くことにしました。
涸沢まで歩いているうちに、同行者さん達にどんどん距離を離され、ただただ苦しいだけでした。。。
涸沢で休憩をして少し楽にはなったものの、100%回復した感じではなかったので、「ザイデンへの登りでもペースダウンするようであれば、1人で降ります」と宣言の上、穂高岳山荘を目指すことにしました。
ザイテングラート
涸沢小屋にいったんあがり、そこからしばらく樹林帯のコースを行き、ザイテンとりつきへのトラバース道にでました
雪渓に出てからザイテン取り付きまでは、アイゼン・ピッケルに装備を変更しました
ザイテングラートはハクサンイチゲ、シナノキンバイ、キバナシャクナゲが咲き誇っていてきれいでした♪
(が、気力が落ちていたので写真は撮らず。。。)
最後の最後、穂高岳山荘の直下が雪渓になっているので、再びアイゼン・ピッケルに
山荘について受付をしたら、急いでテントを張ってとにかく回復のために早く寝ることにしました。
夜は雨の音や風の音で度々目覚めてしまいましたが、フラットなテント場で、この時期はテント泊の人も少なく静かで非常に快適でした。
奥穂高岳山頂で日の出
翌朝、小屋泊組のみなさんと3時に待ち合わせをして、出発です。
が、、結局ほぼ回復していなくて、あっという間に息切れ症状で満足に歩けなくなり、またどんどん仲間が先に行ってしまったことで歩く気力がゼロになくなってしまい、山頂まで行ったものの、とにかく降りる旨を伝えて岩陰で暫し休みました。
ピンク色に染まる雲と月、そして行けなかったジャンダルム
ジャンダルムには5人ぐらいが向かっていました
最高の登山日和だったのに・・・縦走をあきらめることになってしまった同じグループのほかの皆さんには本当に申し訳ない気分です。。
こちらは槍ヶ岳方面
山頂でしばらく休んでいたら、今度は寒気に襲われ、ダウンジャケットにホッカイロを張り付けて、山頂から脱出しました。。
もはや、何が何だか・・・
帰り道の涸沢
穂高岳山荘からの下山はザイテン右側の雪渓をバックステップで下りました
(リーダーによる修行!?)
ここで、落石発生。。なんと私のすぐ横を通過です。。
誰にも当たらなくてよかったですが、もう本当に散々で頭が働かなくなるぐらいでした(T_T)
涸沢までは調子が良かったのですが、一度ゼロになった気力はそうそう回復しないもので、再び横尾で足が進まなくなり、、、
そこからは散策の人にも追い抜かれるようなペースになりつつも、必死で上高地バスターミナルまで歩きました。
今までの登山で一番つらく、苦しい2日間になってしまった気がします。
涸沢カールの新緑と残雪の景色は素晴らしかったけど。。。
海の日連休、天気はまずまず良さそうな感じですが、問題は自分の体調がちゃんと回復しているかどうか・・・
ちゃんと歩けることを祈るしかない(汗
そして、無理そうだったら・・・割り切って上高地贅沢ハイキングに切り替えちゃえばいいんだ。。。笑
ヤマレコの記録