山で過ごす時間

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2017/10/14-10/15 晩秋の朝日連峰へ!(泡滝ダム→竜門小屋泊→古寺鉱泉)

10/15が以東小屋の小屋閉めで、途中のつり橋の板が外される前のラストチャンスでしたので、朝日連峰の縦走に行ってきました。

GWの飯豊縦走で朝日連峰を見て、次の東北登山はあの山に行こう!と計画です。

天気が微妙で景色は十分には楽しむことができませんでしたが、静かな草紅葉の中の登山を満喫することができました。

 

今回の山行計画で参考にした情報です。

①「朝日連峰登山情報」に、大鳥池から以東岳への直登コースについて詳しい解説があります。(ひたすらひたすら登る道として記載が、確かにそんな感じです)

 

 

②バス・タクシーでの登山口アクセスについて(特に朝日鉱泉

 

③「朝日連峰山行計画メモ(pdf)」にバス時刻表・タクシー連絡先がまとまっています。

 また、以東小屋、泡滝ダム~大鳥小屋間のつり橋板撤去予定についての情報もこちらで確認しました。

朝日連峰登山道情報【泡滝~大鳥池~以東岳間】道路情報 鶴岡市

 

④山トモさん情報 (tさん、アクセス情報、小屋番情報ありがとうございます。注目の小屋番さんすでに下山してました〜)

 

それでは、ここから山行記録(遠い登山口へのアクセスも含む)です!

 

池袋~鶴岡エスモール間の夜行バス「夕陽号」で鶴岡へ

23:10池袋発→6:05エスモール着。

カーテンで間仕切りができてプライベート空間が作れるバスでした。

お茶や朝のあったかおしぼりのサービスも(^^)

 

エスモールは待合室があり、6:30からドトールがOpenします(売店のみなので、飲食はこの待合室でとなるようです)

また、近くの第一ホテルで朝バイキングもやっているようです(奥に移っている看板)

 

ここで朝ごはんをとり、身支度整え、朝日庁舎行きのバスを待ちます

快適でした。感謝。

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朝日庁舎へのバスは、朝日庁舎8:07着となっていますが、いつも少し遅れるようです。

乗車2名だけでしたが、この日も8:10ごろ、朝日庁舎に到着。

 

事前に予約していたハイヤーは、バスが去ってから来ました。

ここから泡滝ダムまで、運転手さんとの会話を楽しみながら約2時間(10000円強)

※平日は朝日庁舎から大鳥登山口までバスがでていますが、土日祝日は朝日庁舎までです。泡滝ダムまではハイヤーを予約するか、延々と歩くか・・・となります。

 

池袋(23:10)から登山口(9:10)まで……10時間

さて、ここからは登山の記録です。

 

泡滝ダム~大鳥小屋

しばらくは渓谷伝いにつくられた細い登山道を歩いていきます。

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大鳥小屋へのつづら折れの登りが始まるまでに2箇所のつり橋があります。

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早速水場、朝日連峰は水場が豊富です(晩秋でも水量ばっちりなことに感激でした)

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つづら折れの登りに入ると、徐々に広葉樹の紅葉が出てきます

キノコ採りの方とのすれ違いが増えてきました

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そして、つづら折れ道の途中にも水場!

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なだらかな道になり、細い2本の木道がでてくると大鳥小屋はもうすぐです。

 

大鳥小屋~直登コース~以東岳

大鳥小屋の水場(水場写真ばっかりですね)

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外トイレを借りて、水を飲んで一息。

 

小屋前にもベンチとテーブルがあり休憩ができますが、ちょっと先に進んだところで池を眺めながらお昼ご飯休憩としました。

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紅葉終わり始めで標高が高いところは木の枝が出てしまっています

一面真っ赤な山肌になるんだ!と知ることができただけで大満足です。

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小屋を出発してからしばらくは湖岸につくられた道を進みます

※広い砂浜みたいなところに出たところと、その先の渡渉箇所で道が分かりにくいので注意

 

登山道の入口にはピンクテープが付けられていました。

砂地でいろんな足跡がついてしまうと思いますので、ピンクテープを探して確認しながら進むようにしたほうが安全とお思います。

 

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渡渉をしてからしばらくは平たんな細い道 

マユミの花と青い実はなんだろう。。 

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水辺の花

直登コースの急登は樹林帯で2段階あります。 

急登を1段階登り切れば、しばらくはフラットな尾根となり、また樹林帯を抜けるまで急登となります。

 

登り始めてすぐに景色が見える場所がでてきます。

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2度目の急登を越えて笹原に出たあたり。

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独特な登山道の補修方法ですね

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急登は落ち着きますが、以東岳まではまだまだ標高差300mほどの登りが続きます。

 

周辺の紅葉や草紅葉を楽しみながら登っていくと、新築の以東小屋です

扉を開けて中をのぞいてみました!ぴかぴかです。

家に普通についているような通気口が壁にあって、びっくり。

小屋番さんの気配はなかったような気がしたのですが、ちょうど留守だっただけかも。。

 

水場は小屋から下ったところにある碧玉水です(未確認)

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大鳥池です

熊が手を広げたような形」とネットで見たのですが、まさに熊の毛皮が飾ってあるあの感じですw(ちょうど色合いも)

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こちらは大鳥小屋からオツボ峰経て以東岳に続く、なだらかコースの稜線

雲から顔をのぞかせているのは、もしかして月山??

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以東岳に到着

三角点は、ここから左側、少し離れたピークにあります。

 

大鳥池のほうは晴れていたのですが、行く先はすっかり雲

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以東岳~狐穴小屋~竜門小屋

以東岳から下っていくと、ストーンヘンジのような場所に出ました

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時間の経過とともに、どんどん雲が、、、汗

遠ざかる以東岳。雲に埋もれる前にと、何度も振り返りました。

 

笹と草紅葉のパッチワークと青空、雲

静かな牧歌的な稜線歩きを満喫です

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中先峰へ少し上り返しがあり、また下ってゆるやかに登り返すと狐穴小屋

狐穴小屋周辺は、チングルマの葉っぱの赤い紅葉がきれいでした

ここも小屋番さんはいないようでした

水場は小屋前にあります

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狐穴小屋と水場

 

時間的に大丈夫そうなのと、翌日の天気予報があまりよくないのとを踏まえて、次の竜門小屋まで進むこととします。

 

狐穴小屋から黒い石畳を登り尾根を歩いていくと三方境の分岐に出て、またしばらくゆるやかに上っていくと北寒江山

 

何も見えないアップダウンを経て、寒江山

もう真っ白です。。雨に降られなかっただけ良し。

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こまやかな登り下りを経て、真っ白な景色にうかぶナナカマドの実とか眺めながらしばらく歩いていくと竜門小屋

こちらも小屋番さんはすでに下山

水場は小屋前にあり便利です

 

この日は10人弱の宿泊客がいました。

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竜門小屋と水場

 

今回はテントをツエルトに変え、ザックにだいぶ余裕がありましたので、お餅とかうどんとか、鶏肉、豆腐など運んでカレー豆乳鍋にしました。

ヒガシマルカレーうどんスープの素と、こなべちゃんの豆乳鍋の素で簡単に作れます♪)

 

野菜は乾燥野菜にして持っていったのですが、今回は生野菜でも大丈夫だったかな。。

 

ここから、2日目

竜門小屋~西朝日岳大朝日岳

周りの人の朝準備の音で少し早めに起きたので、ヘッデンつけて出発

竜門山で日の出を待ちますが、雲がどんどん下がってきてしまいなかなか明るくならず。

なんとか写真が撮れるようになったころには、すっかり西朝日岳が雲に隠れてしまいました。

 

すっかり落葉してしまっていますが、先週はきっと紅葉で真っ赤な尾根だったんだろうな。。

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竜門山を振り返る

以東岳は雲の中、見えているピークは寒江山かなと。

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ガスに突っ込んで、西朝日岳

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中岳と大朝日岳の鞍部に金玉水(きんぎょくすい)の道標があります

なぜか×が書いてある岩もあるのですが、谷に向かって階段上の道を降りていくと水場にでます。

ここも水量バッチリ。 

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金玉水の水場から大朝日小屋と大朝日岳

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大朝日小屋は小屋番さんがいました。

15日で下山するとのことでした。

こちらの小屋は宿泊客の方が結構いたようで、ちょうど出発の方々もいて賑やかでした。

 

古寺鉱泉からのタクシーについて相談したところ、Softbankの電波入るはずだからとのこと。

電波は不安定でなんども通話が途切れましたが、なんとか電話予約できました。

 

あとは、大朝日岳のピークを踏んだら、古寺鉱泉に向かって下山です。

 

 

小屋から10分~15分で山頂です。。次は晴れ予報の日に来ます!

飯豊連峰が見たかったです。

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大朝日岳〜小朝日岳〜古寺鉱泉

大朝日小屋から小朝日岳に向かいます。植生保護のネットがまんべんなく置かれている階段上の道を下っていきます。

広場にでてちょっと歩けば銀玉水。

冷たくておいしい~

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何度か振り返りますが、大朝日岳の全容は見ることが出来ず

まぁ、「またおいでよ」ということなのかな。と前向きにとらえておきたいと思います。 

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朝日岳は巻き道で抜けることもできるようなのですが、せっかくなので登ってみることにします。

なかなかの急登ではありました、、

このあたりで日帰りの方、何名かに会いました

 

帰りのタクシーの運転手さん曰く、小朝日岳の南面の紅葉が素晴らしいらしいです。

何にも見えなかったなぁ。。

 

小朝日を下って、古寺山からは下り基調となります。

途中の三沢清水。糸のような水量でここはキビシイ。

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 ハナヌキ峠の紅葉

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ハナヌキ峠で日暮沢と古寺鉱泉との分岐となります。

古寺鉱泉方面に広い道を歩いていくと、一服清水。こちらは水量OK。

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ハナヌキ峠からは傾斜がゆるやかな下りの道が続きます

最後、つづら折れの下りに入ったら、古寺鉱泉はもう近いです

 

日帰り入浴を期待して、ハナヌキ峠からハイペースで下ってきたのですが、日帰り入浴はやっていなかったようで…駐車場でタクシーを待ちながらお昼ご飯としました。

 

 

古寺鉱泉駐車場~テルメ柏陵(タクシー)/テルメ柏陵~左沢駅(徒歩)

帰りのタクシーの運転手さんは趣味でフィルム写真を撮ってコンテストで優勝するというすごい運転手さんでした!

縦走してきたが、雲が多くて歩いてきた道が見えなかった・・・といった話をしたところ、大頭森山を通っていくコースで朝日連峰の眺望が見える場所や、ブナの林が見える場所を回りながらの、旅を振り返りつつ自然を楽しめるコースで運転してくださいました。

朝日連峰にも写真を撮りにいかれるとのことで、次に行くときの見どころについて教えていただきました。

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帰りのタクシーは、左沢駅近くの日帰り入浴ができる「テルメ柏陵」まで

日帰り入浴300円でした(*´∀`*)

露天風呂もありましたよ!

 

左沢駅周辺にはあまりお店がないのですが、道の駅が近くにあるので、時間調整にはちょうどいい場所でした。

また、左沢駅までバスも出てます。

山形県大江町公式ホームページ - 観光情報

 

なお、左沢駅から山形駅にいく電車が…12:54の次は16:16までありません!

帰りの電車の計画はご注意を。

 

たまたま左沢駅近くで、クラシックカーの集まり?やってたので、見物したりしながら、のーんびり山形への電車を待ちました。

 

泡滝ダム以東岳大朝日岳〜古寺鉱泉では人に会いましたが、以東岳大朝日岳は、ほとんど歩いている人に会いませんでした。

天気が良かったら祝瓶山に寄って五味沢に降りる予定でしたが、また来年。。

稜線や周囲の山々が見えない縦走ではありましたが、静かな山域でおいしい水場巡りや小屋チェック、紅葉を楽しむことができました。

 

次は花か残雪期に、、、

 

Day1:泡滝ダム~大鳥小屋~(直登コース)~以東岳~竜門小屋

arr. dep. brk.  
- 9:11  - 泡滝ダム(登山口)
10:56 11:13 0:17 大鳥小屋
12:54 12:56 0:02 以東小屋
13:01 13:09 0:08 以東岳
14:26 14:32 0:06 狐穴小屋
15:10 15:10  - 寒江山
15:52 -  - 竜門小屋
Total 6:41 0:33 (hours)

 

Day2:竜門小屋~大朝日岳~小朝日岳~古寺鉱泉

arr. dep. brk.  
- 5:13  - 竜門小屋
5:26 5:38 0:12 竜門岳
6:13 6:17 0:04 西朝日岳
7:04 7:10 0:06 金玉水
7:18 7:33 0:15 大朝日小屋
7:42 7:43 0:01 大朝日岳
8:06 8:09 0:03 銀玉水
8:51 8:51  - 朝日岳
9:13 9:13  - 古寺山
9:46 9:46  - ハナヌキ峠
10:32 10:33 0:01 古寺鉱泉
10:37 -  - 古寺鉱泉駐車場
Total 5:24 0:42 (hours)