山で過ごす時間

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2017/9/21-9/26 南アルプス110kmの旅 Day5: 熊の平小屋から長衛小屋(光岳・聖岳・赤石岳・荒川三山・塩見岳・仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳)

南アルプス縦走 5日目の記録です。4日目はこちらから。

 

 

熊の平小屋~三峰岳

熊の平小屋のテント場の先から、階段状の道を登っていくと稜線にでます。

幅広い尾根道でしたが、マークを追っていけば迷わずに歩けると思います。

 

途中から岩場に入り、角みたいなピークの三峰岳を目指して登っていくことになります。

 

三峰岳で夜明け前の間ノ岳 

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三峰岳から間ノ岳のほうに降りると、仙丈ヶ岳間ノ岳への分岐に出ます。

暗いと、さすがにわかりにくかったです。

(明るくなるまで10分ほど三峰岳で休憩)

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三峰岳~野呂川越

三峰岳から、しばらくは稜線歩きとなります。登山道は明瞭ですがハイマツはちょっと伸び気味です。

右側のピークが三峰岳です。

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今日も登山日和で、中央アルプス塩見岳もクリアに見えています。

塩見岳がすっかり見慣れた大きさになっていました。

(北岳仙丈ヶ岳といった、北部の山からみていた大きさになっていました。)

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中央アルプス塩見岳

 

途中、1箇所だけ岩場がありました。背丈が高いハイマツに埋もれながら1枚。。

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樹林帯に入る前に日の出。朝日を浴びる仙丈ヶ岳甲斐駒ヶ岳

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途中、突然倒木だらけになることも

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シャクナゲが出てきたところから、がんがん下りとなり、2300m台まで降りてきました。

両俣小屋もいつか行ってみたいなぁ。。

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野呂川越~横川岳~伊那荒倉岳~大仙丈ヶ岳

奈良田越からは、仙丈ヶ岳に向かってようやく登り基調の登山道となります。

まずは最初のピーク、横川岳

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独標あたりで撮った1枚かな??

見晴らしの良い稜線に出ては、仙丈ヶ岳甲斐駒ヶ岳を確認

確実に、ちょっとずつ、、近づいてきています

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高望池の広場はロープが張られていて入れないようになっていました。

この広場から一息登れば、伊那荒倉岳です。

ここで休憩。。

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安倍荒倉岳から先もしばらく樹林帯が続きます

ナナカマドのオレンジグラデーション

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この先、ハイマツ帯に出てからは、大仙丈ヶ岳への登りに入るまでは細かなアップダウンが繰り返します。

なかなか大仙丈が近づかなかったのが堪えましたが、ナナカマドとチングルマの紅葉は楽しめました。

 

ナナカマドがきれいだったので1枚

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仙丈小屋からの方々に、「大仙丈の登りは急だよ!」と口々にお知らせいただきました。

確かに急でしたが、ザレ場やなんだかすごく崩壊している斜面もあったので、下りは結構怖いでしょうね。。

 

この崩壊地を通過し、ゆるやかに上っていくと…

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ようやく大仙丈ヶ岳山頂です!

仙丈ヶ岳のと同じデザインの山頂標識なんですね。

ハイマツ帯に出てからが長かったぁぁあ

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仙丈ヶ岳仙丈ヶ岳

 ここからは岩の稜線歩きもありますが、歩きやすい登山道となった気がしました

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仙丈ヶ岳を振り返る

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ついにここまで来ました!

この旅の最後の3000峰です。

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仙丈ヶ岳~馬の背ヒュッテ~太平山荘~長衛小屋

山頂でのんびりタイムを満喫したら、北沢峠に向かって下山とします。

甲斐駒ヶ岳と仙丈小屋

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紅葉の進む藪沢カール

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馬の背ヒュッテで女性の小屋番さんとお話

なんと昨年、太平洋と日本海をつなぐコースを50日で縦走されたとのこと。

さすがに大変そうだなぁなんて思ってしましましたが、「楽しかったです♪」の一言

 

とってもキラキラしている小屋番さんでした。

そんな、大きなChallengeに挑戦できる人は限られていると思うので、素直にうらやましいな。って思います。

 

規模は違えども、私も今回の有給消化を活用して日本アルプスを存分に歩くことができたので、とっても満足です。

 

大滝への分岐の沢にあるナナカマドが格別に真っ赤でした!

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マイナスイオンたっぷりの藪沢の沢コースは甲斐駒を目の前に始まります。

滝は2箇所ほどありました。

一部ロープが設置されていたりと、滑りやすそうなところもあります。

登りで利用する方、結構いらっしゃいました

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途中から樹林帯に入ります。

樹林帯内にもザレ場の急な下りがあり、その場所は要注意でした。

 

太平山荘から北沢峠にゆるやかに上り返していき、北沢峠から10分程でキャンプ地のある長衛小屋に出ます。

 

平日でしたが、テント場は結構賑やかでした。

沢に降りてみたところ、沖縄から来ていた方が休憩していらっしゃいました。

ここ1-2年、百名山を中心に縦走されているとのことで、山旅や縦走についていろいろお話をして時間を過ごしました。

 

やりたいことを実現している人はキラキラしていますね!

この方も、馬の背ヒュッテのお姉さんも、塩見で一緒になった光岳縦走の方も輝いているように見えました。

 

 

その塩見手前から一緒のコースとなった光岳からの縦走の方は16時ごろに無事に到着され、お互いの健闘を祝して乾杯!をしました。

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 残すは甲斐駒のみ。

長かった縦走もあと1日。。ここまで無事に来れて本当によかった。

いつも時間ばかりを気にして登っている甲斐駒。。明日はじっくり楽しんで歩こう。。

 

 

Course information

  • 三峰岳からの下りと大仙丈ヶ岳への稜線に出たあたりは、ハイマツが少々うるさい。
  • 仙丈ヶ岳への登りで、一部崩壊地があるので注意(写真参照)。
  • その他はルート明瞭で歩きやすいです。

 

利用 or 立ち寄った小屋および水場情報(9/25時点):

  1. 仙丈小屋:水場は枯れています。トイレは自炊場の奥。
  2. 馬の背ヒュッテ:水豊富!ジュース購入
  3. 太平山荘:小屋前に水場がありました。
  4. 長衛小屋:水場はテント場と小屋前にあり。テント場は遅くまで起きて話をしている人がいるので、夜中も目が覚めてしまいます(T_T) 

 

arr. dep. brk.  
- 3:57  - 熊の平小屋
5:00 5:09 0:09 三峰岳
6:50 6:58 0:08 野呂川越
7:19 7:19  - 横川岳
8:11 8:11  - 高望池(広場)
8:18 8:25 0:07 伊那荒倉岳
9:38 9:44 0:06 (休憩)
10:23 10:23  - 仙丈ヶ岳
10:49 11:32 0:43 仙丈ヶ岳
11:45 11:51 0:06 仙丈小屋
12:17 12:30 0:13 馬の背ヒュッテ
13:49 13:49  - 大平山荘
14:11 -  - 長衛小屋
Total 10:14 1:32 (hours)