山を始めてから5年、ずっとお世話になっている山友さんを上信越の残雪期限定ルートタカマタギ~日白山~平標山にご案内しようと思っていたこの週末。。
なんと日本海側は冬型で天気がいまいち。
せっかく関東から遠くの上信越に行くなら、青空のもとワクワクしながら歩きたいものです。
そこで、集合場所についてから、行先再検討開始です(汗)
山友さんは、この山行のために(実際は物欲の都合かもしれないですが、笑)、スノーシューを購入していましたので、スノーシューが活用できそうなところがいいかなと思い、いくつか行先候補を挙げてみました。
案1:桂木場から木曽駒ヶ岳(西駒山荘 冬季小屋泊 or テント)
案3:伊奈川ダム上Pから越百山(越百小屋 冬季小屋泊 or テント)
案1は、桂木場から西駒山荘までがお互い初見になるので微妙
案2は、山友さんはつい最近、夜叉神から南御室小屋まで行き、白峰三山は見てきているので微妙。あとおそらく御座石で小屋の人に入山料金払わねばならない。
案3は、、、関東から遠いけどどうするか。。ただなぜか冬に2回も行っているので、私としては一番確実にご案内可能。
うーん。。。
悩んだ末に、案3の越百山に行ってみようとなりました。
山友さんには、毎度毎度長距離運転お世話になります m(_ _)m
スタート地点の駐車場からは1時間20分ほどの車道歩き(除雪されていますが、凍結があります)
この「KOSMO」の看板があるところから、登山道に入ります。
笹のジグザグ道を上り、下の水場(水OK)を経て、尾根にのったら雪道が続きます。
トレースがしっかりついていましたので、ツボ足で進みます。
展望台、七合目をへて、福栃山までの急な上りに取り付きます。
冬のテント泊重装備にはだいぶ堪えますね。
福栃山を登り切ると、展望が開けた場所にでました。
南駒・仙涯嶺とその奥は木曽駒あたりだろうか・・・
ここから下りで越百小屋へ
冬季小屋に泊まりたかったですが、すっかり雪に埋もれていて、掘り起こすのが困難だったため、テント泊にしました。
翌日は5時起き、7:20出発
朝出発してみたところ、いい感じに樹林帯のトレースが飛んでいました。
せっかくなので、担いできたスノーシューに履き替えました。
稜線にて、後ろが1日目に必死にのぼった福栃山です
雲が沸き上がる朝の越百山
越百山山頂より南越百
いいお天気なので南越百にお散歩に行きました。
夏道はハイマツが生い茂り、少し歩きにくいです。
大きなケルンがある、広々とした山頂で安平路までの藪尾根を眺めつつ、カフェオレを飲んで一息。
左から、越百、奥に見えるのが南駒、一番右が仙涯嶺
南越百をバックに、山友氏
絵になる南駒ヶ岳、仙涯嶺への稜線。
雪の時期に1回は縦走してみたいコースです。
越百山山頂の道標です
越百からの帰り道
山頂には越百小屋付近でテント泊されていて、山頂付近でロープワーク練習をしていた4人グループがちょうど登頂されています。
小屋に戻りテントを撤収し、福栃山の上り返しを経て、下山に入ります。
伊奈川ダム上Pまでの1時間の車道歩き
(一部凍結で滑りやすいです。チェーンスパイクがあると安心です)
途中こんなつららのカーテンがあったり、駐車場近くまで戻ると、大きな岩がごろごろ点在する渓谷の景色を楽しみながら歩くことができます
帰り道では美しいエメラルドグリーンの伊奈川ダムに寄り道!
下山後のお風呂とお食事は、木曽福島の「せせらぎの四季」へ
<ルート上の注意点>
- 伊奈川ダム上Pの手前2箇所ほど凍結があります。
- 伊奈川ダム上PからKOSMOの道標までは除雪済みの車道歩きです。凍結が多々あるので、特に下山時は転倒の無いよう注意して通行する必要があります。
- 登山道に入った後、福栃山まではテープの目印がありますが、福栃山から越百小屋までは目印が少なく迷いやすいため注意が必要です。
- 越百小屋は冬季小屋が利用できますが、すっかり雪に埋もれてしまっていました。。
- 越百小屋から越百山までほぼ目印(テープなど)はないため、ルートファインディングが必要です
- 越百山から南越百までは、雪稜歩きです。視界が良好であれば、基本的に問題ないと思います。
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