冬季下見山行 第2弾、赤岳キレット越えコースに行ってきました。
週の半ばに冠雪があり、2000m以上は雪がついている状態でした。
チェーンスパイクで歩きましたが、雪のついた岩場歩きはなかなか危険なため、ピッケル・アイゼンを持って行ったほうがよかったです。
積雪状況は刻々と変化しますので、最新の情報をご確認ください。
美し森の駐車場からスタートし、しばらくはフラットで歩きやすい道が続きます
小天狗への上りのあと大天狗までは、またしばらくフラットな樹林帯歩きになります
比較的歩きやすい道が続きます。
「思ったより雪があるな・・・」みんな同じことを言ってました。。
県界尾根中間地点の大天狗
大天狗の先、鎖場のトラバースを抜けると、しばらく急な上りでした。
前回は下りで県界尾根を利用しましたが、懸垂下降で降りてこのトラバースもロープFixで抜けました。
ここから先は積雪10-15cmぐらい?
赤岳頂上のほうかな?
鎖を掘り起こしながら進みましたが、ピッケルがほしかった。。
急な鎖の道を上りあげ、ようやく赤岳頂上山荘に出る
稜線分岐に到着
いつみてもかっこいい、阿弥陀岳
久しぶりの赤岳(冬になると来る赤岳)
権現岳へとつながる稜線
だいぶ雲が出てきました
キレットを下ってきたところ
ザレの下りで、積雪期に下りで利用するのはかなり怖いです(上りのほうがまだましでした)。。
前回きたときは、積雪期でラッセル続きでしたが、この赤岳への上りはあまり雪はなく凍結したザレ場でした。
キレット小屋
テント場は小屋から少しくだった場所にあり、トイレ2機も併設されていました
キレット小屋をでて樹林帯を上って抜けると見晴らしのいい場所にでます
ちょうど日の出後で山がオレンジ色に染まっています
朝日をあびる旭岳
旭岳を降りた鞍部より、権現岳への上り返し
左から阿弥陀岳・中岳・赤岳、奥にみえるとげとげしいのが横岳、その奥のなだらかな山が硫黄岳
左奥は蓼科山
権現岳への長ーい源氏梯子
厳冬期はアイゼン、アンザイレンでいくことになるので、なかなか怖そうです
源氏梯子降りたところのトラバースの鎖場
ここから続くトラバースは積雪期はかなり怖かった
下山はツルネから東陵を下り、出合小屋へ
ツルネ東陵には、木に古い鉄の道標があります。間違い安い分岐にはテープもありますが、よく注意して歩かないと下りだしで間違い尾根に入りそうな箇所もありました。
出合小屋から林道までの間は4-5回渡渉ポイントがありますが、さすがに冬なので水量少なく問題なく通過できました。
帰りによったパノラマの湯で、美しい紅葉を楽しみました
Time Record
1日目:6:05美し森駐車場-小天狗(休憩)-9:47大天狗(休憩)10:10-12:45赤岳頂上山荘(休憩)-15:22キレット小屋(テント泊)
2日目:6:07キレット小屋-8:10権現岳8:35-13:25美し森駐車場
Course guide
- 県界尾根:危険個所は大天狗から先、赤岳頂上山荘までの上り。冬季はロープ必須、鎖はそのうち埋もれて使えなくなると思います。
- 赤岳~キレット小屋:赤岳からキレット下降点までは稜線歩き。前回は強風で大苦戦しました。キレット下降点からは鎖などのないザレ場の凍結となり滑落の危険が高い箇所です。
- キレット小屋:水場は未確認。テントはほかにも2張りほどいました。
- キレット小屋~権現岳:ここも源氏梯子までは冬季は鎖が埋もれていて使えなかった記憶です。基本的にに稜線沿いを歩き、旭岳・源氏梯子取りつきまではトラバース。源氏梯子やよほどのことがなければ冬でも出ています。
- ツルネ東陵:出だしの尾根とりつきからしばらくは目立った目印はない。途中から看板やテープが出てきますが、注意してみていないと別の尾根に入ってしまいそうな箇所もあるので注意。出合小屋からは目印豊富。
Access infomarion
- 美し森駐車場:無料、トイレあり(冬季は閉まっていた)
- 下山後のお風呂はパノラマの湯、露天風呂からの眺めは最高!!
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