10月の三連休は出だしから雨予報で、なかなか家からでれず。
天気予報では月曜日は晴れマークがついていたようなので、日帰りで紅葉を楽しみにいけて、たくさん歩けるような場所はどこかにないかな・・・と考えて、この越後三山周回コースにしました。
最後に<!!要注意箇所!!>としてメモを残していますが、このコースはかなり難しいコースでしたので、1-2泊しながら歩くとか、別の尾根からそれぞれのピークを目指すとか、自分のペースで歩くのが良いと思います。
素晴らしい紅葉が楽しめる一方で、坂田神社から1000m一気に登り、八海山を越え、オカメノゾキまでズルズル500m降りて、中ノ岳に800m登り返す。そのあとまた300m降りて越後駒ヶ岳に上り、最終的にグシガハナから1400mのヤセ尾根急登下り。。です。
なお、こういう修行のようなコース・・・個人的にはもくもくと歩けるので結構好きではあります。
暗闇の中、石仏群を抜けて、草の生い茂る登山道を登り、迂回路を1回使い岩の稜線へ。
まずは摩利支天。
トトロっぽい
極彩色の八海山に感動
朝焼けの雲
岩場のハシゴ、八ツ峰の尾根コースはハシゴ、鎖の連続です
大日岳より八海山最高峰の入道岳を眺める
八海山は赤の紅葉が多いと、タクシーの運転手さんに教わりました
鮮やかな尾根
大日岳の鎖場を振り返る。ここは垂直に近い。
大日岳を越えたら入道岳までは普通の尾根道に
こんな道標があります
本日最後に行く予定の越後駒ヶ岳
グシガハナから一気に下に落ちる尾根が見えます。。
朝日を浴びる紅葉
大日岳の岩肌、赤や黄色のパッチワーク
雲が出てきました
八海山は見る角度によって表情が変わる、面白い山
入道岳で一息
平ヶ岳がどーんと見えました
遠方の山々…名前が特定できず。。
中ノ岳のはず。。
五竜岳までの下り出しはザレ場になっていて少し滑りやすいです。
五竜岳、すっかりガス
オカメノゾキまで下りですが、アップダウンが続きどこがオカメノゾキだったのかはイマイチ不明でした
荒山の山頂かな?
一瞬向かいの山が見えました
まだまだかなり遠そうだ。。
道はありますが、藪っぽいです
御月山までの登り返しがキツイです
木を掴みながら、滑る岩場やら木の道に加え、鎖の急登が出てきます。三点支持歩きですずっと。
厳しい道のりで写真なし
突然、八合目。。九合目は秡川より先だったかな?
なんとか登り返して御月山。キツイです。
秡川より大きな中ノ岳
秡川、水量はokでした
草紅葉のなかをガラの沢沿いに登っていけば、中ノ岳の避難小屋の広場に出ます。
中ノ岳避難小屋
中は明るくてきれい!トイレもあります。
食事とウエアチェンジしてから出発
小屋前に分岐の案内
中ノ岳から駒までの間で2名に会いました
不思議な道標を経て…
諏訪平に登ればあとは平坦な道
越後駒ヶ岳へは木道
越後駒ヶ岳にようやく到着
駒の小屋に泊まりたい。。。ですが、下山に入ります。
山頂付近はsoftbankの電波が入るようなので、帰りのタクシー予約しました。
山頂分岐からグシガハナまでは階段のような道が続き、グシガハナからは滑る土と木の激下りでした。
最後だったのもあると思いますが、この下りは全行程の中で一番の悪路と感じました。
ヤセ尾根で滑って落ちたらアウトの登山道になっています。登りのほうがまだいいですね。
なんとかヘッドランプ出す前に十二平登山口。
そこからはフラットな道なので、ヘッドランプつけてやや小走りで帰りました。
Course time
2:18大倉登山道入口(坂本神社) - 3:58 四合半 - 5:09 千本檜小屋 - 5:53 大日岳 - 6:24 入道岳 - 6:59 五竜岳 - 7:47 荒山 - 10:14 御月山 - 11:11 中ノ岳 - 11:15 中ノ岳避難小屋 11:37 - 13:50 グシガハナ分岐 - 14:09 越後駒ヶ岳 - グシガハナ分岐 14:23 - 17:28 十二平登山口 - 18:10 千之沢小屋* - 水無川キャンプ場付近
* タクシーが間違って八海山の登山口に行ってしまい、タクシー会社に電話。。
<!!要注意箇所!!>
「人生の縮図」のような厳しさが続くコースです。谷川馬蹄形日帰りよりもさらに難易度が高いと思ったほうが良いです。(以前、雨飾キャンプ場からシゲクラ尾根、焼山、火打山を超えて高谷池まで1日で行ったことがあるのですが、それと同じぐらいの辛さでした。)
- 坂本神社~千本檜小屋:草のため道が不明瞭なところも多いですが、比較的歩きやすいです。
- 八海山:鎖はありますが、道は非常によく整備されています。八峰の稜線を歩くコースと迂回路に分かれています。迂回路といっても鎖のトラバースとハシゴが連続します。
- 八海山(入道岳)~中ノ岳:道はありますが地面も岩も非常に滑りやすいです(前日の雨の影響もあるとは思いますが…)。刈り払いがされていないため、藪のようになっている箇所もあります。御月山まではキレットのようなアップダウン・鎖場・岩場となっています。体力とルート把握に自信がない場合はおすすめしません。あと、精神的がダメージもかなり大きいコースとも思います。。五竜からの下りではなんども尻もちをつきました。御月山を越えれば、草原が広がり道は穏やかになります。秡川を渡って登っていくと中ノ岳への登山道(ガラ場の沢?)がありますが、ガスだとわかりにくいかなと思います。
- 中ノ岳~越後駒ヶ岳:刈り払いされていました。アップダウンが続きますが、入道岳~御月山ほどの辛さはなかったです。木の根っこのジャングルジムのような箇所を越えるところが3箇所ほどあります。1700m台まで標高を下げて、広い平らな台地まで上り返せば、グシガハナ・駒の分岐は近いです。分岐から駒は木道もあり歩きやすいです
- 分岐~十二平登山口:グシガハナを過ぎると、下もよく見えないような急なヤセ尾根になります。ここも非常に滑ります。また何度も尻もちをつきながら必死に下りました。膝にものすごくきます。。下りでは二度と使わないと思います。あまりに辛くてろくに写真も撮れず。
- 十二平登山口~千之沢小屋(ゲート):薄い踏みあとを進んでいきます。途中から、やや舗装された道になります。この日は道がほぼ浸水していて、靴は終始水浸しでした。テープも何にもないので暗いと不安になります。※この日は桐沢集落の先で通行止めになっていました。交通情報要注意。
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