飯豊連峰縦走 2日目の記録です
1日目, 3日目の記録はこちら
まだ暗闇の中、ヘッドランプを付けて5:00朳差避難小屋を出発。
予定では尾西小屋までですが、早く着けばそのまま飯豊連峰最高峰の大日岳に行こうと考えてました。
朳差避難小屋~頼母木小屋
出発してすぐにレリーフがありました。
ゆるやかに上ってまずは鉾立峰。
やがて日の出。
上部がガスっているのでクリアにはみえませんが、あたり一面が真っ赤になりました!
一瞬見えた?大石山
上り返して大石山。奥胎内ヒュッテへの分岐があります。
こんな笹の枯れ葉の道を歩いたりしながら・・・どガスで真っ白の道をもくもくと歩きました。
6:23頼母木の小屋に到着です
小屋番さんに、「水飲んでいってよ!」とお声がけいただき、ありがたく小屋の水を頂く。(ここの水もおいしい!)
昨日の朳差の小屋の宿泊者数とか、少しお話をして休憩させていただきました。
出発の時には「今度はうちの小屋に泊まっていってね!」と・・・大石ダムをあと1時間早く出れれば、次は絶対ここに泊まろうと思います(><)
芝生のテント場で、なんともアットホームな居心地のよい雰囲気でした♪
頼母木小屋~地神~門内小屋
頼母木小屋を出ると紅葉が!
小屋からすぐの頼母木山です
本当は前日眺めた地神までの稜線を眺めながら歩きたかったですが…。
相変わらずあたりは真っ白。
でもこんなに素敵な紅葉が見れるので、真っ白でも楽しいです。
丸森尾根との分岐。ここで休憩されている方と少しお話し。
真っ赤なチングルマの葉っぱ
地神山です。朳差から見るとどーんと大きな山容でした。次にくるときは稜線を眺めることができるといいなぁ。。。
きれいなオレンジ!
扇の地紙。。。「紙」なの!?
そして胎内山。何も見えないので道標シリーズばっかりですね。
このあたりは1時間おきにピークがあるので、飽きずに歩けます。。
何も見えないまま、8:00門内小屋に到着
おういんの尾根を降りる予定の頼母木小屋出発の方と小屋番さんがお話ししていました。
ここでは「コーヒー飲んでいきなよ」とありがたいサービスを受けました。
結構風吹いていたので少し寒かったのですが、お蔭さまであったまりました。
「ここから先は、北股まで上って、梅花皮小屋までいったん下って、烏帽子まで頑張って登れば、あとは尾西まではだらだら上りだよ」とコース状況(感覚?)を教えていただき、再出発です。
飯豊の小屋はどこも小屋番さんが登山者に親切で、とても居心地が良いです。ついのんびりしちゃいますね。
門内小屋のテント場
門内小屋~北股岳~梅花皮小屋
門内小屋でお会いした2名の単独の方と、北股岳まではなんとなく一緒になりました。
門内小屋からしばらく上っていくと赤い立派な祠がある門内岳に出ます。
少しガスが切れてきたかな?
紅葉の笹尾根をのんびり歩きます。
これ、何だったんだろう。
いやー、紅葉がきれいだーーー
ゆるやかに登って登って、9:00に鳥居のある北股岳に到着です。
黄色に色づいた尾根道
ここまで山頂で人とゆっくり話をすることはなかったのですが、門内小屋からの2名の方とまた山頂で集合?になり少しお話。
向かう先は梅花皮小屋なのですが、ここで間違っておういんの尾根を下ってしまう。。
傾斜がきつくておかしいなと思い、山頂まで戻る。。。
石転び沢はもう崩壊した雪の塊しか見えません。
ここもいつか歩いてみたいコース。
梅花皮(カイラギ)小屋です。道を間違えたりしながら、9:40に到着。。
ここでは小屋番さんとのお話タイムはなし
小屋からすぐのところに水場があります。冷たい水でリフレッシュ!
向かう先の梅花皮岳です。
ようやく青空がでてきました~~~
ここから先の稜線歩きを考えると、ワクワクします。
地神にくらべるとまだ紅葉はこれからかな?という感じでした。
雲の向こうに隣の稜線が見えてきました。
梅花皮岳です。次の烏帽子岳でお昼ご飯にしよう。
これが烏帽子岳です。
眼下の紅葉のじゅうたんがきれい!濃い緑の笹原もきれい!
10:30ごろ烏帽子岳に到着です。
ここで前日、ダイグラ尾根を10時間かけて上ってきた方と出会いました。
ロープも何もない岩場越えやら、アップダウンやらで、吐きそうになったらしいです。。。とても大変そう、1人でいくのはないかな。。(汗)
そしてここまで来て、ようやく飯豊本山の姿を見ることが出来ました。(左のピーク)
右側からつながる尾根の先には四角い箱みたいな尾西の小屋が見えています。
ここから尾西小屋までコースタイムは3時間。。ここから長い。
右側は大日岳。今日中に行けそうかな。
お昼ご飯を食べて、ゆっくり休憩したら尾西小屋に向けて出発です。
風があたらない東斜面のトラバースが続きます。これは残雪期、下手に雪が残ってるとちょっと怖そうだな・・・と思いながら歩きました。
この色合い、いいですね♪
晴れてきた!
御手洗の池と、その奥に見えているのが烏帽子岳・梅花皮岳、北股岳はまだ雲がかかってるかな。。
尾西への最後の上り。天狗の庭付近の紅葉!
日を浴びて、赤やオレンジ、黄色のパッチワークが輝いてました。
ナナカマド
北股岳、梅花皮・烏帽子岳と歩いてきた道
暑いトラバース道を抜けて、ようやく尾西小屋へ。
13時まえに小屋に到着。
水場の様子をまず見に行きました。
小屋から飯豊本山のほうに歩いていくと水色のペンキで水場への案内が書いてあります。少し歩きますね。ここも冷たくておいしい!
尾西小屋~大日岳
烏帽子から歩いている途中で10人ぐらいの団体さんにお会いしたのですが、尾西小屋でもまた10人ぐらいの団体さんにお会いしました。
どうやら同じ団体だったようで、どのあたりですれ違ったのか聞かれたので、お伝えしました。
荷物を置いて、13:25 大日岳へ!
ここも素敵な紅葉が広がっています!
14:25大日岳到着
尾西小屋への帰り道、単独女性の方に出会い「明日の天気予報があまりよくないから、飯豊本山小屋まで行けたら行こうと思ってる」と聞き、
これは私も本山まで行ったほういいかなと考えはじめる・・・。
弥平四郎からのデマンドバスは2日後に予約しているし、Softbank電波入らないので電話かけられないし…と困っていたところ、この方がdocomoは電波入りますよ!とのことで電話を貸して下さいました。
デマンドバスの予約を変更し、ここから急いで尾西小屋に戻ります。
(電話貸してくださった方、本当に感謝です。ありがとうございました)
大日岳につくころにはすっかりまたガスになってしまいました。
尾西小屋に戻って、身支度整えて、15:40再出発。
(本山小屋につくのは17時を過ぎる見込みなので、あまりよくない計画です。。。)
尾西小屋~飯豊本山~飯豊本山小屋
景色を楽しむ時間、写真を撮る時間をけずって、歩きに専念です。。
駒形山とその奥に飯豊本山です。まだ2ピークある。。
玄山道分岐。。特に道の分岐はないみたいです。
この分岐の下には雪渓がかろうじて2箇所残っていました
大日岳のほうを振り返る。
歩いてきた平原、草月平
駒形山を経て、飯豊本山にちょっと上る。
奥に見えていえるのは大日岳かなぁ。
本山小屋から切合小屋へとつながる尾根
16:37 飯豊本山になんとか到着。。。
あまり余裕なく歩くのは好きではないのですが、、、がんばった。。
山頂からお二人歩いているのが見えました。
本山小屋に泊まられる方で、「他には誰もいないですよ。小屋番さんもいませんよ」とのこと。
水汲みにいかないといけないですし、あまり山頂でゆっくりせず小屋に向かいます。
16:50 本山小屋に到着。2日目は長い旅でした。
本山小屋には鳥居があります。
鐘もあります。
小屋に荷物を置いて、水汲みに。
小屋に張ってある写真をみながらうろうろしていたら、大日岳で電話をお借りした女性も到着。
ちなみに水場は小屋を出て、この広いテントサイトまで来ると道標があるので、そこから左に100mほど降りていくとあります。
水場の様子。2箇所水が出ている箇所があります。
プラティパス 2Lでもぎりぎり水入れられます。
予定外に歩きすぎたのか、夜はあまり寝れませんでした。。
27kmって。。。アップダウン少な目の山域ではありましたが、1日でここまで歩いたのは久しぶりでした。
尾西からはほぼ余裕なしでしたが(汗)、親切な小屋番さんと、おいしい水場、途中でいろいろな方とお話しさせていただき、長いコースを楽しみながら歩くことができてよかったです。
Course time
5:00 朳差避難小屋 - 5:21 鉾立峰 - 5:53 大石山 - 6:23 頼母木小屋 6:26 - 6:41 頼母木山 -7:05 丸森尾根分岐 - 7:19 地神山 - 7:42 扇ノ地紙 - 7:48 胎内山 - 8:01 門内小屋 8:16 - 8:19 門内岳 - 8:59 北股岳 (おういんの尾根を下って戻る…) - 9:40 梅花皮小屋 9:45 - 10:05 梅花皮岳 - 10:30 烏帽子岳 11:06 - 11:46 御手洗の池 - 12:55 尾西小屋 13:25 - 14:25 大日岳 - 15:26 尾西小屋 15:42 - 16:37 飯豊本山 - 16:50 飯豊本山小屋(泊)
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