※以前の記録をアップしています(in 2019.4)
2013年GW雪山山行の記録です
栂海新道を行き、白馬岳から日本海へ
夜行バスで栂池高原まで入り、始発のゴンドラで自然園へ
雪があるので、大池経由ではなく自然園から小蓮華の稜線に直行できます
が…写真の通りの、とんでもないものすごい急登です
稜線より白馬大池方面
遠くの白い山々は雨飾、火打、妙高などの北信の山々
まだまだほとんど冬毛のライチョウさん
小蓮華岳
三国境に荷物をデポして、白馬岳山頂に立ち寄り
いいお天気でしたが、山頂には誰もおらず静かでした
三国境に戻り、雪倉避難小屋へ
日没までには着きたい。。。
鉢ヶ岳のトラバースを歩きましたが、午後は踏み抜きがひどいので稜線経由で行った方が良かったです
日本海に夕日が差し込み始めていた18時に、なんとか避難小屋に到着
小屋には雪が入り込んでいましたが、普通に使えました
緊急時以外の利用禁止となっていますが、この辺り一帯は幕営禁止とされているので、小屋利用とさせていただきました
翌日
避難小屋から雪倉岳までの道はわかりやすいですが、雪倉から降り右手の尾根に折れるところと、写真の赤男山を巻いて(写真左側を巻く)朝日岳の麓にでるところはわかりにくいと思います
この時は先行者の的確なトレースに助けられました。感謝です。
朝日岳への取り付き
小桜ヶ原という、ステキな名前の平原です
シーズン中は木道と高山植物、紅葉が楽しめます
見た目通り、、、雪面つたって登っていけば山頂でます
夏道は右寄りで、春は山頂直下は階段や木道が出ている可能性が高いと思います
朝日岳山頂の広場
朝日岳から栂海新道の分岐、吹上のコルまでは雪のない夏道続きでした
吹上のコルからいったん雪の樹林帯に入り、雪原へ
目印のないだだっ広い雪原は、ガスるとかなり難易度が上がると思います
晴れていれば、いつまでものんびり出来そうなスノーフィールド
先に進むのがもったいない気分になります(><)
黒岩平の雪の庭園の終点が黒岩山
ここからは痩せ尾根歩きになります
谷川馬蹄形を思い出すようなコースです
朝日岳から歩いて来た雪原を振り返る
栂海山荘のある犬ヶ岳までは、雪庇の痩せ尾根歩き
夏道と雪量歩きが交互にでてきます
犬ヶ岳より、白鳥小屋までのアップダウンの稜線
取り付きが岩場になっている下駒ヶ岳の状態が心配でしたが、山肌が出ていることを確認し、安心して2日目の宿の栂海山荘に向かいます
クリスマスカラーの栂池山荘
ステンドグラスが何箇所かあり、お洒落な避難小屋です
3日目最終日、アイゼン付けたり外したりしながら、まずは白鳥山を目指します
ブナの森
まだまだ雪たっぷり
最後の白鳥山への登り取り付きは、夏道特定が少し難しかったです
(専攻の方が的確にトレースつけていたので、ほんとうに助けられました。。)
春の雰囲気の白鳥小屋
ここからは日本海を目指してどんどん降ります
坂田峠への下りが、とんでもない急斜面になっていて、アイゼン、ピッケルでないと無理。。
樹林帯に入っても、なかなか気が抜けないルートです
シキ割の谷は難しい地形で、木のマークを忠実に追いかけていきました
坂田峠のカタクリのお花畑
標高500mぐらいまで降りて来ましたが、まだまだ残雪!さすが日本海
ただ、だんだんと新緑とのコントラストが楽しめるようになって来ました
海は近づいている
最後の山の入道山から小さな登り返しがあって、あの辺りでよく心が折れます。
何度歩いても、すごい苦手。。(苦笑)
木々の隙間から波模様が見えるようになって、ようやく「もうすぐゴールだ!」と安心感
親不知観光ホテルにつき、荷物をデポして日本海へ!
よくがんばった
そして旅の最後に嬉しい出会いが
トレースを残していた、先行者のお二人とホテルで会うことができました!
私より1日早く入山し、三国境、黒岩平、白鳥小屋で泊まりながら、栂海新道を歩いていたとのこと。
自分の口でお礼を伝えることができるのは、なかなか無いことだと思うので、、、
嬉しい出会いでした
旅の最後にウェストンさんに挨拶をして、ピカピカの新しい北陸新幹線で東京に帰りました
よい山旅でした